ヒゲ脱毛の回数は肌と毛のタイプで変わります。6〜10回が示す段階と、13回前後という目安、そして回数がそのまま費用に変わる仕組みを整理しました。個人差があります。
Published
Updated

Author
Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
→

ヒゲ脱毛は何回必要ですか、というご質問に「◯回です」と最初からお答えすることはできません。同じジェントルマックスプロプラスでも、肌の色と毛の太さによって使う波長も出力も変わり、その設定が回数を決めるからです。
ですので、順番を入れ替えてご説明します。まずご自身の肌と毛のタイプを分け、そのタイプにどの波長が向くのかを確認し、そのうえで回数の目安を見る。費用の話はその後です。回数が決まらないまま金額だけを比べても、比べたことにならないためです。
まず肌と毛のタイプを分けます — 二つの波長の役割
ジェントルマックスプロプラスは、アレキサンドライト(755nm)とNd:YAG(1064nm)の2つの波長を使います。役割が違うので、どちらを主に使うかでその方の施術内容が決まります。
アレキサンドライト(755nm):肌の色が明るく、毛が太い方に強く働きます。
Nd:YAG(1064nm):肌の色が濃いタイプの方にも比較的安全に使えます。
ここを飛ばすとどうなるか。肌の色が明るく毛が太い方と、肌の色が濃く毛が細い方が同じ設定値で施術を受けると、片方は効果が落ち、もう片方は火傷のリスクが高まります。同じ機械なのに結果が分かれるのは、この一点が大きいです。

そのため、費用より先に交わすべき会話は「どのような設定で行うのですか」になります。価格表だけを見て選ぶのは、メニュー表だけを見て食堂を選ぶようなものです。
ヒゲ脱毛は何回必要?「◯回で終わり」と言い切れない理由
毛には周期があり、レーザーが働くのは成長期の毛包です。毛周期は平均4〜8週間ですので、この周期に合わせて通えていないと、そもそも狙うべき毛包にレーザーが届きません。回数が読みにくいのは、この周期と個人差が重なるからです。
そのうえで、部位ごとの一般的な目安は次のとおりです。
部位 | 平均推奨回数 | 主に使う波長 |
|---|---|---|
ワキ | 6〜8回 | アレキサンドライト(755nm) |
顔(ヒゲ・唇の上) | 6〜10回 | 肌のトーンに応じて調整 |
脚(ふくらはぎ・太もも) | 8〜10回 | アレキサンドライト/YAGの組み合わせ |
ビキニ・全身 | 8〜12回 | YAGの比率を高めに設定 |
ヒゲについては、この6〜10回という範囲がどの段階を指すのかを補足させてください。この回数帯は毛の密度が半分ほどに近づいていく段階です。毎日の髭剃りから解放されたと感じる段階までは、そこからもう数回進むことが多く、当院の施術記録では一般的な男性で13回前後で仕上がるケースが多くなっています。
毛の密度と太さは方によって差が大きいため、これも保証できる数字ではありません。ただ「6〜10回で終わらないのはおかしい」と考えて途中でやめてしまうより、どの段階まで進んでいるのかを知っておくほうが判断しやすいと思います。
出力だけ上げても、痛みが増えるだけのことがあります
ダウンタイムと痛みの話を先にしておきます。出力(フルエンス)を高くすれば効くという考え方は、冷却が伴っていない場合には成立しません。
ジェントルマックスプロプラスにはDCD(Dynamic Cooling Device)という冷却システムが内蔵されています。レーザー照射の直前に冷却ガスを噴射して表皮を守る仕組みです。このクーリングのタイミングが合っていないと、出力を上げても痛みだけが増え、効果はかえって落ちてしまうことがあります。

ですので、確認していただきたいのは次の3点です。
ご自身の肌タイプに合った波長を使っているか。
その方に適した出力で進めているか。
その出力に対して、クーリングがきちんと行われているか。
「安く10回」よりも「きちんと5回」のほうがよい、という言い方をよくしますが、意味はここにあります。設定が合っていない回数は、回数として数えにくいのです。
費用を分ける4つの基準 — 部位・回数・波長、そして記録
費用は機械の名前ではなく、部位の広さ × 回数 × その方の肌の反応で決まります。小さな部位(唇の上、眉、手の指)は面積が小さく施術時間も短いため金額は低く、背中や全身のように面積が広い部位は時間も長く、出力を維持するコストも上がります。
ここに4つ目の基準が入ります。毎回の波長・出力・肌の反応をどれだけ丁寧に記録し、次回の設定に反映しているか、です。前回の反応がわからないまま同じ設定を繰り返すと、必要のない回数が増えます。記録が残っていれば、その分だけ回数を無駄にしにくくなり、結果として総額も変わってきます。

もう一つお伝えしたいのは、インターネット上の価格情報は基準がそろっていないという点です。同じ「全身」でも、手足が含まれるか、顔が含まれるかがクリニックによって異なるため、単純比較が難しいのが現状です。
最初から回数の多いパッケージを購入すると、実際に必要な回数以上に買ってしまうことがあります。1回目の反応を見てから追加を決めるほうが、費用の無駄は減らしやすいです。
Beautystoneでは、見積もりより先に設定を確認します
Beautystoneは、ソウル・ホンデ(弘大)エリアにあるクリニックです。カウンセリングでは、まず肌タイプを確認したうえで、ご希望の部位に合った回数と設定値、そして全体の予想費用を1対1でご案内しています。
カウンセリングの前に部位を具体的に決めてきていただけると、より正確な見積もりをお出しできます。あわせて、次の点はその場でご確認ください。
自分の肌のトーンと毛の太さでは、どちらの波長を主に使うのか。
その設定で、部位ごとにおおよそ何回を見込むのか。
毎回の設定値と反応は記録され、次回に反映されるのか。
なお、妊娠中の施術はお勧めしておりません。レーザー自体の胎児への影響に関するデータが十分ではないため、安全のため出産後に延期されることをお勧めします。授乳中の方も、終了されてからまずカウンセリングを受けていただくのが安心です。
同じ日に複数の部位を施術することは可能で、むしろ効率的な場合も多いです。ただ、面積が広いほど施術時間が長くなり、肌への刺激が蓄積することがありますので、当日の体調と合わせて決めていきましょう。効果や必要回数には個人差があります。
よくある質問
ヒゲ脱毛の効果はいつから実感できますか?
レーザーが働くのは成長期の毛包で、毛周期は平均4〜8週間です。そのため、1回で全体が変わるというより、周期をまたぎながら少しずつ密度が下がっていく形になります。実感の時期には個人差があります。
通う間隔はどのくらい空けるとよいですか?
毛周期に合わせることが前提になりますので、平均4〜8週間という周期を目安にご案内しています。間隔が合っていないと、狙うべき成長期の毛包にレーザーが届かず、回数だけが増えてしまうことがあります。
他院で10回受けても変化がありませんでした。回数が足りないのでしょうか?
回数よりも先に、設定値をご確認いただきたいところです。波長・出力・クーリングのいずれかが合っていないと、回数を重ねても届いていない可能性があります。当院では設定を調整したあとに変化を実感されたケースもありますが、結果には個人差があります。
パッケージは最初にまとめて購入したほうがよいですか?
まず1回目の反応を見てから、追加するかどうかを決めることをお勧めしています。必要な回数は肌と毛の状態で変わるため、先にまとめて購入すると、実際に必要な回数を超えて買ってしまうことがあります。










