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テカるのにつっぱる秋のインナードライ、原因と洗顔の見直し方は?

テカるのにつっぱる秋のインナードライ、原因と洗顔の見直し方は?

テカるのにつっぱる秋のインナードライ、原因と洗顔の見直し方は?

テカるのに頬がつっぱるのは、皮脂と角層の水分不足が別の層で起きているため。秋のインナードライの見分け方と、保湿より先に見直したい洗顔の順番、受診の目安をまとめました。

Published -

Updated -

Beautystone Clinic, Wi Young-jin, Chief director

Author

Wi Young-jin · Chief director

Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist

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「Tゾーンはお昼にはテカるのに、頬は洗顔後につっぱる」「保湿を増やしたらかえってベタつく」「乾燥肌なのか脂性肌なのかわからない」。季節が秋に変わるころ、こうした肌の変化に戸惑う方は少なくありません。

このような状態は、日本では「インナードライ」と呼ばれることが多く、表面の皮脂と肌内部の水分不足が同時に起きているサインです。セルフケアで保湿アイテムを重ねる前に、まず洗顔を見直すことが近道になる場合があります。本記事では、インナードライが起こる仕組みと秋に目立つ理由、見分け方、洗顔から始めるケアの順番について詳しく解説します。

インナードライとは?皮脂と水分不足が同時に起こる仕組み

ここでは、テカりとつっぱりがひとつの顔に同時に起こる理由を整理します。

結論からお伝えすると、皮脂と水分は肌の中で働く層が異なります。皮脂は皮脂腺から肌の表面に出てくるあぶらで、テカりの正体です。一方、つっぱり感は、肌のいちばん外側にある*角層が水分を抱えきれず、水分が逃げやすくなっている状態と関係しています。

*角層:肌の最も外側にある薄い層で、水分を保ち、外からの刺激を防ぐバリアの役割を担っています。

そのため、皮脂が多いことと水分が足りないことは矛盾しません。タイで行われた横断研究では、ニキビのある164人と、ニキビのない152人を比べたところ、ニキビのあるグループは皮脂が多いにもかかわらず、肌から逃げる水分量を示す*TEWLも高い結果でした(13.16対10.63 g/m²/日)。

*TEWL(経表皮水分蒸散量):肌の表面から蒸発していく水分の量です。数値が高いほど、バリア機能が弱まっている目安になります。

また、ニキビ治療薬を使用中の方でTEWLが最も高く、著者らは治療中にバリアを支える保湿剤の併用を提案しています。ただし、ニキビのあるグループは平均年齢が若く(34歳対48.6歳)、年齢を調整した後も差は有意だったと報告されています(ニキビ患者の皮脂と水分蒸散量に関する研究)。

インナードライとは?皮脂と水分不足が同時に起こる仕組み

秋の季節の変わり目に目立ちやすい理由

ここでは、秋になるとインナードライを感じやすくなる背景を紹介します。

中国・広州の成人女性178人を季節ごとに測定した研究では、秋・冬は春・夏に比べて額のTEWLが高く、肌の水分量と皮脂量は低い傾向が見られました(季節による皮膚の変化に関する研究)。夏の皮脂量に合わせたケアを続けていると、秋には水分の逃げやすさが目立ちやすくなると考えられます。

さらに、健康な成人17人に同じ洗浄成分(SLS)を腕に貼って試した研究では、夏より冬のほうが刺激反応と水分の蒸散が強く出ました(季節と洗浄成分への反応に関する研究)。これは腕のパッチテストであり、実際の洗顔料を使った研究ではありません。それでも、空気が乾く季節ほど同じ洗顔でも肌への負担が大きくなる可能性を示しています。

秋の季節の変わり目に目立ちやすい理由

洗顔後と午後3時で見分けるセルフチェック

自分の肌がインナードライかどうかは、1日の中の2つのタイミングで鏡を見ると判断しやすくなります。洗顔後に何もつけずに少し待った状態と、午後3時ごろの状態を比べてみましょう。

洗顔後(何もつけない)

午後3時ごろ

考えられる状態

頬がつっぱる・粉をふく

Tゾーンがテカる

典型的なインナードライ

つっぱりはない

顔全体がテカる

乾燥を伴わない脂性肌。重い保湿は蒸れを感じることがあります

全体がつっぱる

午後もテカりはない

乾燥肌。こっくりした保湿剤が合う場合があります

小鼻の横や眉に黄色っぽいフケ・赤み

かゆみがあり、繰り返す

肌タイプの問題ではない可能性。医師へのご相談をおすすめします

表はあくまで目安で、個人差があります。ひとつに当てはまらない場合もあるため、数日続けて観察するのがおすすめです。

洗顔後と午後3時で見分けるセルフチェック

保湿を足す前に見直したい洗顔とケアの順番

インナードライに気づくと保湿アイテムを増やしたくなりますが、最初に見直したいのは洗顔です。以下の順番で調整してみましょう。

  • 朝はぬるま湯、またはマイルドな洗顔料だけにし、泡立てた洗顔料は夜の1回にする

  • つっぱりが落ち着くまで、アルコール感の強い化粧水や粒入りのスクラブはお休みする

  • ジェルや乳液タイプの保湿剤を、肌が湿っているうちに薄く塗る

  • つっぱる頬だけに1層重ね、テカるTゾーンは薄めのままにする

  • 午後のテカりは洗い直さず、あぶらとり紙で押さえる

米国皮膚科学会(AAD)も乾燥肌のケアとして、香料の入っていないやさしい洗浄料を使うこと、入浴やシャワーはぬるめのお湯で5〜10分にとどめること、肌が湿っているうちに保湿すること、寝室での加湿器の使用を挙げています。

また、ミストを吹きかけただけで終えると、水分が蒸発するときにかえってつっぱりを感じることがあります。ミストの後はすぐに保湿剤でふたをしてください。オイル入りの保湿剤は、つっぱる頬に少量なら使って問題ありません。部位ごとに量を変えるのがポイントです。

ケアを変えたら、約2週間は同じ方法を続け、頬のつっぱりが減ったかを確かめましょう。

保湿を足す前に見直したい洗顔とケアの順番

注意したいサインと受診の目安

ここでは、セルフケアだけで様子を見るのではなく、医師に相談したほうがよいケースを紹介します。

米国皮膚科学会(AAD)によると、脂漏性皮膚炎では白から黄色っぽいフケのような鱗屑が見られ、乾いている場合も脂っぽい場合もあります。小鼻の横や眉のまわりに出やすく、かゆみを伴う発疹が特徴です。洗顔をやさしくして約2週間たっても、同じ場所の皮むけと赤みを繰り返す場合は、自己判断で続けずに医師へご相談ください。

ニキビ治療薬を使っている方は、薬の影響でつっぱりが強くなることがあります。ただし、自己判断で薬をやめるのはおやめください。処方した医師に状態を伝え、保湿剤を調整することが大切です。

ソウル・合井のビューティーストーン医院では、初診時に医師がまず、皮脂が出る場所、赤みのある場所、つっぱる場所を確認し、その組み合わせから肌の状態を見分けます。ニキビ治療薬を使っている方は、薬の名前をお持ちください。お問い合わせの際に、朝の洗顔直後と午後に撮った正面の写真があると、インナードライなのか別の原因なのかを初診で判断しやすくなります。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。

赤みとフケが 続くなら医師へ

まとめ

テカるのにつっぱる肌は、表面の皮脂と角層の水分不足が別々の層で同時に起きている状態です。秋の季節の変わり目には水分が逃げやすくなるため、保湿を重ねる前に、まず洗顔をやさしくすることから始めるのがおすすめです。

ただし、小鼻の横や眉の赤み・フケが繰り返す場合や、治療薬を使用中の場合は、セルフケアだけで判断しないことが大切です。ご自身の肌状態を理解し、医師と相談して決めましょう。

ソウル・合井のビューティーストーン医院では、LINEでのご相談を承っています。「テカるのにつっぱる」「乾燥肌か脂性肌かわからない」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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