甲状腺機能の異常や薬を服用中のシュリンクユニバースHIFU施術について、注意サインと甲状腺部位の回避原則、施術時期の調整を解説します。
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Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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「甲状腺の薬を飲んでいるけれど、HIFUリフティングは大丈夫だろうか」——そんな不安を抱えたまま、施術を先送りにしている方は少なくありません。甲状腺疾患は症状の幅が広く、機能低下から機能亢進まで、管理の方法もさまざまです。
セルフケアや市販品では対処できないたるみのお悩みに対して、効果が期待できるのがHIFU(高密度焦点式超音波)を使ったリフティング施術です。ただし、甲状腺疾患がある方は、事前に把握しておくべきポイントがあります。本記事では、シュリンクユニバースを中心に、甲状腺の状態と施術の安全性について詳しく解説します。
甲状腺疾患とHIFUリフティングの関係
ここでは、甲状腺疾患がHIFUリフティングにどう関わるのかを整理します。
HIFU(ウルトラフォーマーMPT / シュリンクユニバース)は、集束した超音波エネルギーをSMAS筋膜層*まで届け、コラーゲン生成を促すリフティング施術です。施術は頬・顎ライン・首などの体表に行いますが、甲状腺は首の前面に位置するため、照射エリアによっては甲状腺に近いゾーンを通過する可能性があります。
甲状腺疾患そのものがHIFUの絶対禁忌というわけではないとされていますが、疾患の状態・使用薬・コントロール具合によって、医師が慎重な評価を行う必要があります。特に甲状腺機能の状態が安定していない場合は、施術時期を調整することが勧められる場合があります。
*SMAS(Superficial Musculoaponeurotic System): 皮膚の深部にある筋膜層。たるみ治療の主要なターゲット。
医師が確認する甲状腺の警戒サイン
カウンセリングで医師が確認するのは、甲状腺の「状態」だけではありません。服薬状況や最近の検査結果も含め、以下のようなサインが評価されます。
甲状腺機能低下症(ホルモン値の低下、倦怠感、冷え性)の有無と管理状況
甲状腺機能亢進症(動悸、体重減少、発汗過多)の有無と治療の進み具合
チラーヂン・メルカゾールなど甲状腺関連薬の服用と用量
最近の血液検査(TSH・T3・T4値)の安定性
甲状腺の腫れ(甲状腺腫)や結節の既往
甲状腺機能低下症(hypothyroidism)は皮膚の代謝にも影響するため、回復に時間がかかる場合があります(MedlinePlus、米国国立医学図書館)。一方、甲状腺機能亢進症(hyperthyroidism)では心拍数の変動や体調の波があり、施術当日の体調確認が重要になります(MedlinePlus、米国国立医学図書館)。
これらの情報を正確に伝えることが、安全な施術計画につながります。

甲状腺部位を避ける照射原則
シュリンクユニバースをはじめとするHIFU施術では、甲状腺の直上エリアへの照射を回避するのが原則です。ここでは、その具体的な考え方を紹介します。
甲状腺は首の前面、喉仏(甲状軟骨)のすぐ下に位置します。HIFU施術では、首の照射ラインを設計する際に、この甲状腺エリアを意図的にスキップします。熟練した施術者は解剖学的なランドマークを確認しながら照射部位を調整するため、施術前のカウンセリングで甲状腺の状態を伝えておくことが不可欠です(DermNet NZ、ニュージーランド皮膚科学参照サイト)。
顔・頬骨周辺・エラ・下顎ラインへの照射は甲状腺から距離があるため、通常の手順で進められることが多いです。問題になりやすいのは「首の正中付近」のラインで、ここを照射するかどうかは医師が個別に判断します。
個人差はありますが、甲状腺エリアの回避によって施術の効果が大きく損なわれるわけではありません。リフティング効果の主要なターゲットであるSMAS層へのアプローチは、甲状腺を避けながらも十分に行えることが多いです。

施術を受けるタイミングの調整
甲状腺疾患がある方にとって、施術時期の選択も重要な要素です。以下のような状況では、施術を待つ、または主治医との連携を強化することが検討されます。
甲状腺機能が現在コントロール中で、数値が安定していない時期
薬の量が最近変更になり、体調が落ち着いていない時期
甲状腺炎など急性の炎症がある時期
施術後の体調変化への対応が難しい状況(旅行中・繁忙期など)
逆に、ホルモン値が安定して管理されており、定期的な通院と検査を継続している状態であれば、医師の判断のもとで施術を進められるケースが少なくありません。
大切なのは、甲状腺の主治医と施術を担当する医師がそれぞれの情報を共有できる状態にすることです。薬の内容・最近の検査値・体調の変化をメモして持参すると、カウンセリングがスムーズになります。
施術後のリスクと注意点
HIFUリフティング全般に伴う一般的なリスクとして、施術部位の赤みや腫れ、一時的な感覚の変化が生じる場合がありますが、多くは数日〜1週間程度で治まることがほとんどです。長引く場合は速やかに医師へご相談ください。
甲状腺疾患がある方では、施術後に体調の変化が感じやすい時期があるかもしれません。特に甲状腺機能亢進症のある方は、エネルギー系施術後の体調変動に注意し、何か気になることがあれば早めに医師に伝えることをおすすめします。
また、甲状腺の薬(特にチラーヂンなど)は施術前後に飲み続けることが原則です。施術のために自己判断で薬を止めることは、ご自身の健康リスクになります。薬の調整が必要かどうかは、必ず甲状腺の主治医に確認してください。

まとめ
甲状腺疾患があるからといって、シュリンクユニバースなどのHIFUリフティングがすべて受けられないわけではありません。ただし、甲状腺の状態・服薬状況・検査値が安定しているかどうかを医師が丁寧に評価することが大切です。
甲状腺部位への直接照射を避ける原則と、施術タイミングの調整によって、安全に施術を進められる可能性があります。「甲状腺の薬を飲んでいる」という方は、カウンセリングでその旨を必ずお伝えください。ただし、これらにはリスクも伴うため、ご自身の状態を理解し、主治医と施術担当医の両方と相談して決めることが大切です。
ソウル・ハプチョンのBeautystoneクリニックでは、LINEでのご相談を承っています。「甲状腺の持病があるけれど、HIFUリフティングを受けたい」と悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 甲状腺の薬を飲んでいてもシュリンクユニバースは受けられますか?
A. 甲状腺の薬を服用中であっても、ホルモン値が安定して管理されていれば医師の判断のもとで検討できる場合があります。ただし、服薬の内容や最近の検査結果を正直にお伝えいただくことが重要です。自己判断で薬を止めることは避けてください。
Q. HIFUで甲状腺を傷つけることはありますか?
A. HIFUリフティングでは、甲状腺の直上エリアへの照射を回避する原則があります。熟練した医師が解剖学的な位置を確認しながら照射部位を設計するため、適切なカウンセリングと施術計画があれば甲状腺を直接傷つけるリスクは低いとされています。
Q. 甲状腺機能亢進症があります。施術のタイミングはいつがよいですか?
A. 甲状腺機能亢進症の症状(動悸・体重減少など)がコントロールされ、ホルモン値が安定している時期が望ましいとされています。症状や薬が変化している時期は、主治医に相談したうえで施術の時期を検討することをおすすめします。
Q. 首へのHIFU照射は甲状腺疾患がある場合にはしないのですか?
A. 首の照射については、甲状腺の位置を確認したうえで、直上エリアをスキップする形で設計されることが多いです。顔・頬・エラ周辺は甲状腺から距離があるため、通常の手順で進められることがほとんどです。詳細はカウンセリングでご相談ください。









