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カバーアップ前のタトゥー、レーザーで何回薄くすればいい?

カバーアップ前のタトゥー、レーザーで何回薄くすればいい?

カバーアップ前のタトゥー、レーザーで何回薄くすればいい?

カバーアップ前のレーザーは完全除去ではなく、新しい図案で覆える濃さまで薄くするのが目的です。回数を左右するインク密度と、6〜8週間間隔の日程の組み方をまとめました。

Published -

Updated -

Beautystone Clinic, Wi Young-jin, Chief director

Author

Wi Young-jin · Chief director

Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist

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手首の古いレタリングを花のデザインで隠したい、と彫り師さんに相談したところ「この濃さだと、図案をかなり大きく暗くしないと隠れません」と言われた。そんな経験から、カバーアップの前にレーザーを検討する方は少なくありません。

カバーアップ前のレーザーは、タトゥーを完全に消すことが目的ではなく、新しい図案で覆える濃さまで薄くすることが目的です。そのため、完全除去よりも少ない回数で区切る計画も立てられます。本記事では、何回くらいで区切れるのかを決める要素と、レーザーとカバーアップの日程のつなぎ方を解説します。

カバーアップの前に、今のタトゥーを薄くする理由

カバーアップは、既存のインクを残したまま、その上に新しいインクを重ねて視線をそらす方法です。下の色が透けないようにするには、新しい図案を元のタトゥーより広く、濃くする必要があります。

タトゥー除去の回数を予測するスコア表をまとめた研究でも、重ね彫りされたタトゥーは新しい図案がより大きく濃いため、除去にも多くの治療が必要になると説明されています。

つまり、元のタトゥーが濃いほど、カバーアップで選べるデザインの幅は狭くなります。暗い背景が必要な図案しか残らず、余白や明るい色を生かしたデザインは難しくなりがちです。先に下の層を薄くしておくと、同じ面積でも明るいトーンで覆える選択肢が広がります。

カバーアップの前に、今のタトゥーを薄くする理由

何回かかるかを左右するのは、大きさよりインクの密度

ピコレーザー*は、ごく短い時間にエネルギーを当ててインクの粒子を細かく砕き、砕けた粒子は体が時間をかけて排出していきます。

*ピコ秒:1兆分の1秒という非常に短い時間の単位です。この単位で光を照射するレーザーをピコレーザーと呼びます。

黒いタトゥーの患者116人を治療し、回数に影響した要因を分析した研究では、もっとも大きく影響したのはインクの密度で、次いで部位、彫ってからの年数、点や線などの技法の順でした。一方で、タトゥーの大きさや肌のタイプは回数にはっきりした影響を示しませんでした。

小さなレタリングでもインクがぎっしり入っていれば時間がかかり、大きな図案でも線がまばらなら早く薄くなることがある、ということです。回数の見込みは、面積よりも「どれだけ詰まって入っているか」で考えるのが現実的です。

何回かかるかを左右するのは、大きさよりインクの密度

ピコレーザーは最初の数回で大きく薄くなる

薄くなるスピードは、前半の回数で大きく進む傾向があります。ピコ秒レーザーの研究をまとめたレビューによると、755nmの研究では12人中9人が2〜4回で75%を超えて薄くなり、平均は4.25回でした。同じレビューに載っているピコウェイの研究では、21人・31か所のタトゥーで、平均6.5回で約79%薄くなったと報告されています。

研究

薄くなった程度

平均回数

755nmピコ秒レーザー(12人)

12人中9人が75%超

4.25回

ピコウェイ(21人・31か所)

平均約79%

6.5回

2つの研究は対象や色が異なるため、数字をそのまま比べることはできません。それでも、カバーアップの準備のように「完全に消さず、中間の濃さで止める」計画であれば、薄くなるカーブの前半部分だけを使うことになります。個人差はありますが、完全除去を目指す場合より早く区切れる可能性があります。

ピコレーザーは最初の数回で大きく薄くなる

そのまま隠すか、先に薄くするかの目安

ここでは、彫り師さんとの相談とレーザーの診察で一緒に確認したい目安を紹介します。最終的な判断は、新しい図案を描く彫り師さんと、肌の状態を診る医師の両方の意見をふまえて決めることをおすすめします。

今のタトゥーの状態

先に確認したいこと

薄くした場合に期待できること

黒い線が太く、密に入っている

新しい図案をどこまで大きくする必要があるか

図案のサイズや暗い背景の負担を減らしやすい

細くまばらな線、小さなレタリング

そのまま隠せるかどうか(彫り師さんの意見)

薄くせずにカバーアップする選択肢もある

複数の色が混ざっている

残りやすい色がどの波長に反応するか

色ごとに薄くなる速さが違い、計画が長くなる場合がある

カラーのタトゥーは別に考える必要があります。回数予測のスコア表の研究では、黒がもっとも消えやすく、次が赤とされ、色の種類が増えるほどスコアが上がります。緑系は最後まで残りやすい色として知られているため、カラーの場合はどの色が残りそうかを先に確認しておくと、計画が立てやすくなります。

そのまま隠すか、先に薄くするかの目安

施術間隔・副作用・リスクとスケジュールの組み方

施術の間隔は6〜8週間ほど空けるのが一般的です。薄くするのに3回必要なら、1回目から最後のレーザーまでだけで3〜4か月かかる計算になります。そこに最後の施術後に肌が落ち着くまでの期間を加えて、タトゥーの日程を決めましょう。カバーアップの予約を先に入れてレーザーを逆算すると、間隔が詰まりやすいため、順番はレーザーが先です。

レーザー後には、痛み・水ぶくれ・かさぶた・点状の出血がよく見られますが、多くは時間とともに落ち着いていきます。タトゥーとタトゥー除去の合併症をまとめたレビューでは、時間がたってから現れる反応として、肌の色が薄くなる・濃くなる変化、残像のように残る色、まれに傷跡や肌質の変化が挙げられています。こうした変化が残った場所に新しいインクを入れると仕上がりがムラになる場合があるため、タトゥーは肌が十分に回復してから入れることが大切です。

水ぶくれがどんどん大きくなる、浸出液や膿が出る、熱感や痛みが3日たっても強くなる、といった場合は、次の施術を待たずに施術を受けたクリニックへ連絡してください。かさぶたを無理にはがした部分が白く、または濃く変わってきたように見えるときも、写真を撮って見せていただくと判断しやすくなります。

費用は部位・面積・回数によって変わります。目安は料金ページでご確認ください(ソウルのクリニック価格のため、変動の可能性があります)。

施術間隔は 6〜8週間が目安

まとめ

カバーアップ前のレーザーは、新しい図案で覆える濃さまで薄くできれば十分なので、タトゥーの状態によっては完全除去より少ない回数で区切れます。何回かかるかをもっとも左右するのは、大きさではなくインクの密度です。

ただし、レーザーには色の変化や傷跡などのリスクも伴うため、肌の回復を待ってから新しいタトゥーを入れる必要があります。目標の濃さを彫り師さんと先に決め、ご自身の肌状態を理解したうえで、医師と相談して決めることが大切です。

彫り師さんに見せてもらった新しい図案や「このくらいまで薄くなれば大丈夫」という説明を写真で持ってきていただくと、何回で区切るかを相談しやすくなります。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。ソウル・合井のビューティーストーン医院では、LINEでのご相談を承っています。「このタトゥー、カバーアップで隠せるかな」と迷っている方は、お気軽にご相談ください。

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