糸リフト後の内出血と腫れは5日ほどで引いていくのが一般的です。様子を見てよい反応と、熱・頭痛・48時間を超える腫れなどすぐ連絡したいサインをまとめました。
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Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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糸リフトのあとの内出血と腫れは、5日ほどで引いていくのが一般的な経過です。つっぱるような痛みも、数日は痛み止めで過ごせる程度に落ち着きます。
ただし、腫れが2日を過ぎても引かない、熱が出る、頭痛が続くといった場合は、感染のサインのことがあります。この場合は様子を見ず、施術を受けた医療機関へ連絡してください。
糸リフト後の腫れや痛み、何日までなら様子見でいい?
個人差はありますが、内出血と腫れは5日ほどで目立たなくなっていきます。細い針で皮膚の下に糸を通すため、針が通った道に沿って内出血と腫れが出るのは自然な反応です。
溶ける糸だけを使った19件の研究、合わせて1,406人を集めた分析では、内出血が19.5%、腫れが16.8%、押したときの痛みが10.0%でした。血がたまって硬く腫れる血腫は0.6%と、まれな報告です。トゲ(コグ)のある糸、PCL素材の糸、頬の中央を引き上げた場合に、内出血と腫れが多い傾向でした。
*PCL(ポリカプロラクトン):体内でゆっくり溶けていく糸の素材のひとつです。
見るポイントは、毎日少しずつ小さくなっているかどうかです。小さくなっていれば、そのまま経過を見てかまいません。変わらない、または広がっている場合は、熱や頭痛がないかを先に確かめましょう。

頬のへこみやデコボコは、待てば戻る?
へこみやデコボコは、内出血のように自然に消えるとは限りません。顔と首の糸リフトを受けた約1万4千人を扱った59本の論文の整理では、ほとんどの副作用は自然に治まっていました。その一方で、輪郭のデコボコは、感染や炎症反応、血管・唾液腺の損傷とともに、自然には治まらない側に分けられています。
糸が浅い位置に入った場所では、へこみや炎症、傷あとが生じることがあります。浅く入った糸を小さなフック状の器具で取り出した症例も報告されています。
腫れが引いたあとも同じ場所がへこんだままの場合や、皮膚の上から糸の筋が透けて見える場合は、施術した医療機関で糸の位置を確認してもらってください。

糸リフトの副作用、すぐ連絡したいサインは?
感染は2%前後とまれですが、起きた場合は自然には治らず、処置が必要になります。米国のクリーブランド・クリニックは、発熱、治まらない頭痛、48時間を超えて続く腫れを感染のサインとして挙げています。5日ほどかけて引いていく腫れと見分けにくいため、2日目からは「腫れが減ってきているか」を見てください。
この程度なら経過を見てよい反応
内出血と腫れが、5日ほどかけて毎日小さくなっている
押すと痛む、重だるい感じが、数日痛み止めで過ごせる程度
すぐに連絡してほしいサイン
熱が出る
頭痛が治まらない
腫れが48時間を超えても引かない
糸の端が皮膚の外に透けて見える、または飛び出している
顔の片側がしびれる、感覚が鈍い
アレルギー反応や出血も、まれに挙げられる副作用です。施術した場所がかゆみを伴って腫れる、血が止まらずにじみ続けるといった場合も、同じように連絡してください。LINEで写真を送ることはできますが、メッセージは診察の代わりにはなりません。

溶ける糸なら副作用は少ない?
感覚の異常と糸の飛び出しは、溶ける糸のほうが少ない結果でした。26件の研究をまとめた分析では、溶ける糸で感覚の異常が3.1%、糸の飛び出しが1.6%、溶けない糸ではそれぞれ11.7%、7.6%でした。
糸の種類 | 多く報告されたこと | カウンセリングで聞くこと |
|---|---|---|
溶けない糸 | 感覚の異常・糸の飛び出し | 溶ける糸に替えられるか |
トゲのある溶ける糸 | 内出血・腫れ | 何本を、どの方向に入れるか |
端を固定しない糸 | 副作用全体 | 糸の端をどこに固定するか |
PCL素材の糸 | 内出血・腫れ | 糸の素材は何か |
同じ溶ける糸でも、トゲのある糸はなめらかな糸より、端を固定しない糸は固定した糸より副作用が多い結果でした。糸の種類を事前に聞いておくと、内出血が数日長引いても、想定の範囲かどうかを自分で判断しやすくなります。

50代以上は副作用が出やすい?
皮膚のへこみと感染は、50歳を超えた方で多く報告されています。先ほどの分析では、へこみが50歳超で16%、50歳以下で5.6%、感染は5.9%と0.7%でした。
へこみは自然に治まる側に入らないため、50代以降の方は、糸の本数と入れる深さを細かく決めてから始めるほうが安心です。ハプチョン(合井)のビューティーストーン医院では、医師が顔全体のバランスと左右のたるみの差を先に見てから、糸を入れる方向と本数を決めています。

まとめ:翌日と5日目の写真で経過を比べる
施術の翌日と5日目に、同じ照明・同じ角度で顔の写真を撮っておくと、腫れが減ってきているかを自分で比べやすくなります。2日を過ぎても腫れが変わらない場合は、その写真を添えてご相談ください。
当治療は自由診療(保険適用外)です。費用は部位や糸の本数により異なります(詳細は価格表)。主なリスクは内出血・腫れ・へこみで、まれに感染が起きることがあります。
施術前のご相談なら、「自分の顔には、どの形の溶ける糸を、端を固定して入れるのか」を最初に確認すると、選択肢を比べやすくなります。ソウルのビューティーストーン医院には日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。LINEでお問い合わせの際は、年代、たるみが気になる部位、以前に糸リフトを受けた時期を添えてください。
参考にした資料








