ワキ脱毛の料金は、1回の値段より必要な回数をかけた総額で比べるのが基本です。3回後も毛が残る理由と、波長や記録で総額が変わる仕組みをまとめました。
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Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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ワキ脱毛の料金を調べると、1回あたりの金額が手ごろに見えるクリニックも少なくありません。ただ、毛は1回の照射ですべて反応するわけではなく、米国皮膚科学会(AAD)も多くの場合2〜6回程度の施術が必要で、4〜6週間の間隔で受けると案内しています。そのため、比べるべきなのは1回の料金ではなく、必要な回数をかけた総額です。本記事では、ワキの医療脱毛で総額に差が出る理由と、見積もりで確認しておきたいポイントを、ワキだけを比較した研究をもとに解説します。「結局いくらかかるのかわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。
ワキ脱毛の料金が回数で決まる理由
ここでは、医療脱毛が1回で終わらない仕組みを紹介します。レーザー脱毛は、毛根の色素に光を吸収させ、その熱で毛包の働きを弱める施術です。ただし、毛包ごとに毛が伸びる時期は異なり、レーザーがよく反応するのは成長期*の毛に限られます。
*成長期:毛包の中で毛が活発に伸びている時期です。毛根に色素が多く、レーザーの光を吸収しやすい状態です。
2025年にLasers in Medical Science誌に掲載されたレーザー脱毛の研究でも、レーザーが最も効きやすい成長期に合わせるため、最初の3回は1ヶ月間隔で施術したと記されています。1回の施術で減るのは、その時点で成長期にあった毛だけです。休んでいた毛は、次の回以降に生えてきたところで照射することになります。
この仕組みがあるため、1回の料金は総額の一部にすぎません。見積もりを比べるときは、金額そのものより「何回を前提にした料金なのか」を先に確認しておきましょう。

3回コースで終わるとは限らない理由
ワキを4つの区画に分け、レーザーの種類ごとに結果を比べた研究があります。18名が4〜6週間の間隔で3回の施術を受けたところ、毛の減少率はアレキサンドライトレーザーが70.3%、アレキサンドライトとNd:YAGの併用が67.1%、ダイオードレーザーが59.7%、Nd:YAG単独が47.4%でした。
レーザーの種類 | 3回後の毛の減少率 |
|---|---|
アレキサンドライト | 70.3% |
アレキサンドライト+Nd:YAG | 67.1% |
ダイオード | 59.7% |
Nd:YAG単独 | 47.4% |
最も結果がよかった方法でも、3回の時点で毛の3割近くが残っていたことになります。3回コースの料金が安く見えても、ご希望の状態に近づけるには回数を追加する可能性があります。3回で終わると言い切ることはできません。
AADも、毛のない状態を保つためにメンテナンスの施術が必要になる場合があるとしています。見積もりの段階で、追加1回あたりの料金とメンテナンスの料金もあわせて確認しておくと、最終的な総額を見通しやすくなります。

波長は肌の色と毛の太さで選ぶ
同じワキでも、どの波長を使うかによって必要な回数と安全面の考え方が変わります。レーザー脱毛の合併症をまとめたカナダの家庭医学誌のレビューは、肌の色が濃いほど治療は難しくなるものの、施術は可能だと指摘しています。肌のメラニン*も光を吸収するため、肌の色が濃いほど表皮に熱が集まりにくい設定を選ぶ必要があります。
*メラニン:肌や毛の色を決める色素です。レーザーの光を吸収しやすい性質があります。
ワキは黒ずみが出やすい部位のため、この判断が特に大切です。肌タイプIV〜VIの女性30名が、片側を755nm、もう片側を1064nmで、1ヶ月間隔で5回受けた研究では、両側とも毛の密度が有意に減り、755nm側の減少がより大きく、濃い肌でも安全に使えたと報告されています。
ジェントルマックスプロプラスは、755nmのアレキサンドライトと1064nmのNd:YAGという2つの波長を1台で使い分けられるレーザーです。2つの波長を同じワキに同時に使った2024年の研究では、10名が6週間間隔で3回受けた後、毛の減少率はアレキサンドライト46.70%、Nd:YAG 27.74%、同時照射70.12%でした。対象者が少なく結論を出せる段階ではありませんが、波長の選び方が回数に影響するという方向性は共通しています。

1回の料金が同じでも総額に差が出る4つのポイント
見積もりの金額が同じでも、次の4つが違えば最終的な総額は変わる可能性があります。
確認すること | 総額が増えやすいケース | 総額を抑えやすいケース |
|---|---|---|
前提の回数 | 1回の料金だけを案内し、追加回は別料金 | 何回を前提にした料金か、追加回の料金まで案内がある |
波長 | 肌の色に関係なく同じ設定 | 肌の色と毛の太さを見て波長を決める |
間隔 | 予定に合わせて早めたり、長く空けすぎたりする | 4〜6週間の範囲で、毛の生え方を見て決める |
施術の記録 | 毎回はじめてのように設定する | 前回の波長・出力・肌の反応を記録し、次に反映する |
見落とされやすいのが最後の項目です。前回どの波長と出力で照射し、肌がどう反応したかがわからなければ、次の回も慎重な設定から始めるしかありません。ビューティーストーン医院では、施術のたびに設定値と肌の反応を記録し、次の設定に反映しています。不要な回数を減らすことが、結果として総額を抑えることにつながると考えています。

施術前の注意点と、伝えておきたい肌の情報
ここでは、安全に受けるための注意点と、回数の見通しを正確にするための情報を紹介します。最初のカウンセリングでは、肌タイプと毛の太さを確認してから波長を決めます。
施術前1ヶ月以内にワックスや毛抜きで毛を抜いた場合は、必ずお知らせください。カナダのレビューは、レーザーは毛根の色素を狙うため、施術前に毛を抜いたりワックス脱毛をしたりせず、剃るのは問題ないとしています。毛根ごと抜いてしまうとレーザーが当たる対象がなくなり、その回の照射が十分に働かない可能性があります。
同じレビューは、日焼けした肌では表皮がダメージを受けるリスクが高くなるとも指摘しています。ワキの黒ずみ、最近の日焼け、以前のレーザー後に色素が残った経験もあわせてお伝えください。こうした条件があっても施術を受けられないわけではなく、表皮に集まる熱を減らす方向に設定を見直すための大切な情報です。
これまでに受けた脱毛の回数と最後の施術日をお伝えいただくと、最初のカウンセリングで残りの回数の見通しからお話しできます。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。

まとめ
ワキ脱毛の料金は、1回の金額ではなく、必要な回数をかけた総額で比べることが大切です。ワキの研究では3回後の毛の減少率が波長によって47〜70%程度で、3回の時点でも毛は残っていました。波長の選び方や施術の間隔、回ごとの記録によって、必要な回数は変わる可能性があります。
ただし、肌の色や日焼けの状態によって適した設定は異なり、レーザーを使う以上リスクもゼロではありません。ご自身の肌状態を理解し、医師と相談して決めることが大切です。
ソウル・合井のビューティーストーン医院では、LINEでのご相談を承っています。「結局いくらかかるのかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。
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