インモードFXの想定部位がフェイスラインに寄る理由と、皮膚の薄い目元・目の下で変わる条件、医師が確認する項目をまとめました。
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Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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目の下のたるみや目尻の小ジワは、鏡を見るたびに気になりやすいお悩みの1つです。スキンケアだけでは変化を感じにくく、フェイスラインの引き締めで受けたインモードFXを「そのまま目元にも当てられないだろうか」と考える方は少なくありません。本記事では、インモードFXの想定部位がフェイスラインや顎下に寄っている理由と、皮膚の薄い目元・目の下では条件がどう変わるのかを詳しく解説します。
インモードFXとは?想定部位がフェイスラインに寄る理由
ここでは、インモードFXがどのような設計の施術なのかを整理します。
インモードは複数のハンドピースを組み合わせて使うRF(高周波)機器で、そのうちFXは皮下脂肪層のボリュームに働きかける役割を担います。皮膚をはさむように高周波を流し、皮下を一定の温度帯に保ちながら熱を届けるという考え方です。二重あごや顎下、もたつきやすいフェイスラインで語られることが多いのは、その部位に受け止められるだけの脂肪の厚みがあるからです。
一方、真皮の浅い層をあたためて肌のハリや質感に働きかける役割は、同じインモードでもFormaというハンドピースが担当します。機器名は同じでも、ハンドピースごとに狙う深さと得意な仕事が違います。この違いが、そのまま目元の話につながっていきます。
高周波によるたるみ治療の考え方については、高周波を用いた皮膚引き締めに関する報告などで整理されています。ただし報告の多くはフェイスラインや体幹を対象としたもので、目周りの結果をそのまま示すものではありません。
目元・目の下の皮膚がほかの部位と違う点
ここでは、目周りが「同じ顔なのに別扱いになる」理由を、構造の面から説明します。

目元の皮膚は、顔の中でももっとも薄い部類とされています。皮下脂肪もごくわずかで、その下にはすぐ眼輪筋と眼窩の骨、そして眼球があります。つまりFXが本来ボリュームとして扱う脂肪層が、目周りにはほとんど存在しません。
熱は届く先があってはじめて意図した働き方をします。受け止める層が薄い場所では、同じ設定でも表面の温度が上がりやすく、赤みやヒリつきが出やすくなる可能性があります。さらに眼球は熱に弱い臓器で、レーザー治療で眼球保護のシールドを使うのも同じ理由です。まぶたの上や眼窩の内側に高周波を流すという選択は、当院では行いません。
そのため目周りでは、骨のふちより外側の頬骨上・こめかみ寄りの範囲にとどめ、より浅い層を穏やかにあたためるハンドピースを選ぶ、という組み立てが現実的になります。目周りの若返り治療に関する報告でも、部位ごとの皮膚の厚みや解剖学的な位置関係を踏まえた選択が前提とされています。

目周りを相談されたとき医師が確認すること
ここでは、カウンセリングで実際に見ている項目を紹介します。
気になっているのが皮膚のゆるみなのか、眼窩脂肪の膨らみなのか、影によるくすみなのか
ドライアイ、甲状腺の病気、眼科手術の既往があるか
体内に金属やペースメーカーなど医療機器が入っていないか
直近でフィラーやボトックス、他のリフト治療を受けていないか
期待している変化が、その方法で届く範囲におさまっているか
とくに1つ目は重要です。膨らみや影が主因の場合、皮膚を引き締める方向の施術だけでは満足につながりにくく、別のアプローチのほうが合っていることもあります。判断がつきにくいときは、その場で決めずに持ち帰っていただいて構いません。
コンタクトレンズは施術当日は外していただき、眼科的な治療中の方は主治医の意見を確認してからにしましょう。費用の目安は範囲や組み合わせで変わるため、料金ページもあわせてご確認ください。

リスク・副作用と「今回は見送る」という判断
高周波の施術では、直後の赤みやほてり、軽い腫れが生じる場合がありますが、数時間から数日程度で落ち着くことがほとんどです。ヒリつきが長引く場合や、水ぶくれ・色素沈着のような変化が出た場合は、自己判断せず速やかに医師へご相談ください。
皮膚の薄い部位では、まれに熱による低温やけどや、脂肪のボリュームが減ることでかえって痩けて見える変化が起こる可能性も指摘されています。目周りは、少しの変化でも印象に直結する場所です。だからこそ「できるかどうか」より「今の状態で得られるものが、リスクに見合うか」を先に考えます。
まぶたのたるみが視野にかかっている、眼窩脂肪の突出が主因、眼科疾患の治療中といったケースでは、無理に高周波で対応せず、眼科や形成外科での相談をおすすめすることもあります。お断りする提案ができることも、診察の役割だと考えています。

まとめ
インモードFXは皮下脂肪層のある部位を想定した設計で、二重あごやフェイスラインで語られることが多い施術です。目元・目の下は皮膚が薄く脂肪もわずかで、すぐ奥に眼球があるため、同じ発想をそのまま持ち込むことはできません。目周りで検討するなら、範囲を骨のふちの外側にとどめ、より浅い層に働きかける方法を選ぶのが現実的です。
ただし、たるみの見え方には個人差があり、原因によって最適な方法は変わります。ご自身の状態を把握したうえで、医師と相談して決めることが大切です。ソウル・ハプチョンのBeautystoneクリニックでは、LINEでのご相談を承っています。「目元にも当てられないだろうか」と考えていた方は、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. インモードFXを目の下に当てて、クマは薄くなりますか?
A. クマの見え方は、色素・血管の透け・影の3つが混ざって決まります。高周波が働きかけられるのは主に皮膚のハリと厚みの部分で、血管の透けや眼窩脂肪の影が主因の場合は変化を感じにくいことがあります。まずどのタイプが強いかを診察で切り分けてから方法を選ぶのがおすすめです。
Q. 目元は避けるとして、こめかみや目尻の外側なら受けられますか?
A. 骨のふちより外側で、皮膚と皮下組織に十分な厚みがある範囲であれば、検討できる場合があります。ただし同じ「目尻」でも人によって骨の位置や皮膚の薄さが違うため、当日の診察で照射する範囲を決めます。眼球の真上にあたる位置は範囲に含めません。
Q. 施術中や施術後に、目に違和感が出ることはありますか?
A. 顔の広い範囲をあたためるため、熱感で一時的に目が乾いた感じや軽いまぶしさを覚える方はいらっしゃいます。多くは当日中に落ち着きますが、視界のかすみ、痛み、まぶたの動かしにくさなど普段と違う症状があれば、我慢せずご連絡ください。眼科受診をおすすめすることもあります。
Q. 目元にフィラーやボトックスが入っていても相談できますか?
A. ご相談いただけますが、注入からの期間と製剤の種類を必ずお知らせください。熱を加える施術との間隔は、注入部位や量によって考え方が変わります。カウンセリングで施術歴を確認したうえで、順番と間隔を組み立てていきます。













