レーザー脱毛の副作用は多くありませんが、ゼロではありません。正常な赤みとの見分け方、755nmと1064nmを肌の色で考える方法、ソウル旅行中の注意点をまとめました。
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Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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レーザー脱毛の副作用は、起こる割合で見ると多くはありませんが、ゼロではありません。照射のすぐあとに出て自然に引いていく毛穴まわりの赤みやむくみは反応の目安で、時間がたってから照射の形に残る色の変化や、水ぶくれを伴うやけどは副作用として扱います。
ソウル旅行のついでに脇やVIO、ヒゲの医療脱毛を受けたいけれど、「755nmは肌の色が濃いと危ない」と聞いて迷っている方もいるでしょう。
本記事では、副作用が起こる割合、755nmと1064nmの考え方、顔やヒゲで気をつけたいこと、旅行の日程の中での注意点を、研究の結果とあわせて解説します。
レーザー脱毛の副作用はどれくらい起こる?正常な反応との境目
脱毛を受けた16,900人を1年間調べたイランの皮膚科施設の研究では、合併症が起きた割合は0.69%でした。
同じ研究で合併症のうち最も多かったのは点状の出血や紫斑・あざ(31.66%)で、次が色素の変化(20.0%)でした。
同じ研究は、レーザー脱毛はおおむね安全な方法だと結論づけています。
一方で、照射のあとに出る変化がすべて副作用というわけではありません。
アレキサンドライトレーザーの総説は、毛穴のまわりの軽い赤みやむくみは通常、数時間から数日で自然に引くため、照射の目安と考えられることが多いとしています。
見分けるときは「いつ出たか」と「どんな形か」を見てください。照射の直後に毛穴の一つひとつを中心に出て、日ごとに引いていく赤みは反応であることが多いです。
反対に、日ごとに強くなる赤みや痛み、水ぶくれ、照射した形のまま残る茶色や白っぽい跡は、医師に診てもらうべきサインです。

755nmは副作用が多い?肌の色と日焼け、出力で変わるリスク
755nmそのものが危ない波長というわけではなく、副作用の起こりやすさは肌の色、日焼け、出力の組み合わせで変わります。
肌の色が濃め(タイプIII〜VI)の方を対象にしたメタ解析では、アレキサンドライトレーザーの安全性は光脱毛(IPL)と同程度でした。
同じメタ解析では、炎症後の色素沈着について、ロングパルスNd:YAGレーザー(1064nm)が光脱毛より有利な結果でした。
また、先ほどの総説は、色素沈着は肌の色が濃い方に多く、表皮のメラニンが光を奪い合うことが理由として考えられるとしています。
先ほどのイランの研究でも、肌のタイプIII〜IVの方でアレキサンドライトレーザーを高い出力で使うことが、合併症のリスクになりうる因子として挙げられています。
では1064nmなら安心かというと、そうとも言い切れません。
ブタの皮膚を使った実験では、1064nmのほうが755nmより線維の形成が活発だった一方で、組織を傷めるリスクも同時に高くなりました。
日焼けした肌については、多毛症のレーザー治療の総説が、肌の色がとても濃い方や日焼けした方には、波長の長いロングパルスNd:YAGレーザーがすすめられる選択だとしています。
エネルギー機器の標準手順をまとめた論文は、照射する部位が日焼けしている場合は施術を避けるよう挙げています。
私は、毛がとても太い方や、以前の脱毛で毛が減りにくかった方は、毛の根元も深い位置にあると考えて1064nmを混ぜて使います。
ですから、旅行の前に海やゴルフで照射する部位が日焼けしているなら、その日に無理に照射するより、日焼けが落ち着いてから受けるか、波長と出力を変えて受けるかを照射の前に相談するのが安全側の判断です。日焼けがなく肌の色も濃くなければ、755nmであることだけを理由に怖がる必要はありません。

ヒゲや顔の脱毛で気をつけたい副作用は?目とヘルペス
顔やヒゲの脱毛では、目とヘルペスを照射の前に確かめておくことが大切です。
先ほどのイランの研究では、頭や首の照射も合併症のリスクになりうる因子として挙げられています。
光を使う脱毛の副作用をまとめたレビューには、やけど、毛嚢炎、色素の変化のほか、照射した部位の毛がかえって濃くなる硬毛化や、ヘルペスの感染も挙げられています。
同じレビューは、目に関するトラブルは系統的に防ぐことができるとしています。
標準手順の論文も、照射する部位にかかわらず、患者が保護用のゴーグルを着けるよう求めています。
口のまわりにヘルペス(唇の水ぶくれ)が出たことがある方は、照射の前に必ず伝えてください。
同じ手順の論文も、ヘルペスの今の症状や過去の経験を、診察と問診で確かめるよう挙げています。

「永久脱毛」に長い目で見た副作用はある?
「永久脱毛」という言葉は、毛が一生生えてこないことを約束するものではありません。
多毛症の総説は、その部位の毛の生え変わりの周期よりも長い期間、太い毛の数が安定して減っている状態を、レーザー脱毛でいう「永久」と説明しています。
長い目で見た副作用については、アレキサンドライトレーザーの総説が、色素が濃くなる・薄くなるといった副作用が起こる可能性は4.5%未満で、たいていは良性で治療できるものだとしています。
体の複数の部位を照射した別の研究では、経過観察の間、傷跡や色の変化のような永久的な皮膚の変化は見られなかったと報告されています。
ただし、どちらも限られた研究の結果で、すべての方に当てはまるとは言えません。
まれな報告として、前出のレビューには、汗が増える、においが強くなるといった変化も挙げられています。

旅行の日程の中で:飛行機・日差し・帰国後の相談
睡眠麻酔(眠った状態で受ける麻酔)を使った日を除けば、施術後の飛行機の予定のために医療脱毛を延期する必要はない、というのが私の判断です。ただし、水ぶくれなどの肌トラブルが出た場合は、その状態を診た医師の判断が優先です。
気をつけたいのは日差しです。標準手順の論文は、施術の前後1週間は、直射日光を多く浴びる旅行や活動を避けるよう勧めています。
屋外の観光が多い日程なら、照射した部位を衣類で覆う、日焼け止めを塗り直すなど、日焼けを避ける工夫をしましょう。
照射のあとに写真を撮る予定がある方は、日程を決める前にご相談ください。
一度の渡航で受ける1回にも意味はありますが、医療脱毛は回数と間隔を組み立てて進める施術です。次の渡航時期とあわせて計画するのが現実的です。
帰国後に赤みが引かない、照射の形に茶色い跡が残るなど気になる変化が出たら、写真を添えてLINEでご相談いただけます。水ぶくれが広がる、強い痛みや熱っぽさが続くなど症状が大きい場合は、まず日本の医療機関を受診してください。

まとめ:副作用は「いつ・どんな形で」出たかで見分けます
レーザー脱毛の副作用は多くはありませんが、肌の色や日焼け、出力、部位によって起こりやすさが変わります。照射の直後に出て日ごとに引く毛穴まわりの赤みは反応の目安、日ごとに強くなる症状や照射の形に残る跡は副作用のサインです。
ただし、755nmか1064nmかだけで安全かどうかが決まるわけではありません。ご自身の肌と毛の状態を理解し、医師と相談して決めることが大切です。
見分けに迷ったら、照射の翌日と数日後に、同じ明るさの場所で照射部位の写真を撮って並べてみてください。赤みが引いていく方向か、強くなる方向かが比べやすくなります。照射の前には「最近いつ、どこを日焼けしたか」も伝えてください。
ソウル・合井のビューティーストーン医院へのご相談は、LINEで承っています。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。「〇月〇日〜〇日にソウルに滞在予定です。脇(またはヒゲ・VIO)の医療脱毛を考えています。最近〇〇を日焼けしました。以前の脱毛経験は〇〇です」と送っていただくと、話が早く進みます。副作用が心配な方も、過度に怖がる必要はありません。お気軽にご相談ください。



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