PDRN注射は、しわより手術の傷の赤みや傷あとの回復に根拠が多い注射です。人の研究の人数と限界、リジュラン(PN)との違い、すぐ受診したいサインをまとめました。
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Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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PDRN注射は、しわよりも手術の傷あとや傷の治りのほうで根拠が多い注射です。しわを直接測った人の研究は少なく、人数も多くありません。しわを期待するなら、どの方法で何回入れるのかを先に確認しましょう。
この記事の要点
PDRNの根拠は、しわより手術の傷の赤みや傷あとの回復に多く集まっています。
傷あとの目安:手術の1日目と2日目に2回注射した側は、3か月後の赤みと盛り上がりが少なめでした。
しわは、マイクロニードルと一緒に使った24人・6週間の小さな研究がある程度です。
注射した部分が白っぽく、青っぽく変わったり、いつもと違う痛みが出たりしたら、すぐ受診してください。
PDRN注射でしわは改善する?人の研究でわかっていること
しわへの根拠は、まだ小さいのが現状です。PNとPDRNのランダム化比較試験7本、183人をまとめた報告では、肌の老化を調べたものは4本だけでした。もっとも安定した結果は、しわではなく傷の治りで出ています。人数が少ない、製品や方法がばらばら、期間が短いという限界も書かれています。
*PDRN:サケなどの生き物のDNAを細かく精製した成分です。
30〜50代の女性24人を2つのグループに分けた研究では、マイクロニードルの施術にPDRNを組み合わせた側が、6週間後にしわの点数がより大きく下がりました。比べた側は、マイクロニードルに自分の血液から作る多血小板血漿(PRP)を組み合わせたグループです。
しわの点数(低いほど浅い) | 開始時 | 6週間後 |
|---|---|---|
マイクロニードル+PDRN | 2.33 | 1.00 |
マイクロニードル+PRP | 2.33 | 1.50 |
茶色い色素の点数は、2つのグループで差がありませんでした。注射ではなくマイクロニードルと一緒に使った方法なので、注射だけの場合にそのまま当てはめることはできません。

手術の傷あとと傷の治りに対するPDRNの効果
手術の傷あとには、比較的よく設計された研究があります。甲状腺の手術を受けた44人を2つに分け、手術の1日目と2日目にPDRNを2回注射した側は、3か月後の傷あとの赤みと盛り上がりが少なめでした。かゆみなどの不快な症状も少なめでした。ただし、傷あと全体の点数の差は、統計的にはっきりしたと言えるほどではありません。PDRNによる特別な副作用は報告されていません。
傷が治る速さを見た研究もあります。皮膚移植で皮膚を採った部分にPDRNの軟膏を塗った20人は平均12.5日、ガーゼで覆った20人は24.45日で傷がふさがりました。これは塗る軟膏の結果で、顔に打つ注射とは別です。皮膚移植を受けた26人では、PDRNを筋肉と皮下に10日間注射した側が、偽の注射の側より7日目に傷がふさがっていた割合が高くなりました。
PDRNは、できたしわを伸ばすより、肌が傷ついたあとの赤みや傷あとを残りにくくする方向で期待するほうが、研究の内容に近いと考えられます。

リジュラン(PN)とPDRNの違い:同じ注射ではない理由
どちらもDNAに由来する成分ですが、2つの名前が同じ意味で使われているわけではありません。一般にPDRNはより細かく切った断片、PNはより長い鎖を指すことが多いとされています。
問題は、論文や製品によって2つの名前が混ざって使われていることです。そのため「PDRN注射」という言葉だけでは、どの製品をどれくらい入れるのかが分かりません。同じ名前でも断片の大きさは50〜1500kDaと幅広く、製品によって肌の中でのとどまり方が違う可能性があります。
リジュランのようにPNに分類される製品も含め、相談ですすめられた注射は製品名をご確認ください。

PDRN注射の副作用と、すぐに受診したいサイン
次のような反応は注射の直後に出て、数日から数週間で治まることがほとんどです*。
多くは時間とともに治まる反応
針のあとが赤くなる、腫れる
あざができる
押すと痛む
*米国FDAのフィラーに関する案内の目安です。PDRNはフィラーではないため、参考として示しています。
アスピリンやワルファリンのように血液をさらさらにする薬、高麗人参やビタミンEなどのサプリメントを使っている方は、あざが出やすくなる場合があります。事前にお知らせください。
日数を待たずにすぐ受診したいサイン
注射した部分の近くの肌が、白っぽい、灰色、青っぽい色に変わった
いつもと違う痛みが出てきた
水ぶくれができた、じくじくした液やうみが出る
見え方がぼやける、変わったときは、近くの救急外来を受診してください。ろれつが回らない、顔や腕・脚がしびれて力が入らない、歩きにくい、顔が垂れ下がる、強い頭痛やめまい、混乱があるときも同じです。PDRN注射で血管がふさがった報告は見つかりませんでしたが、顔に打つ注射なので、このサインを知っておくことが大切です。LINEでの連絡は診察の代わりになりません。

韓国旅行の日程の中でPDRN注射を受けるときの注意点
睡眠麻酔を使った日を除けば、PDRN注射を理由に帰りの飛行機を延ばす必要はありません。針のあとの赤みや腫れは、上の項目のとおり一時的な反応が中心です。
研究で効果を判断したのは6週間から3か月後で、1回の来院で変化を見極める注射ではありません。回数の共通の基準もなく、変化の大きさや続く期間はお約束できません。
受ける前に同じ光と角度で写真を撮っておくと、帰国後に比べやすくなります。気になる変化はLINEでご相談ください。肌の色が変わる、強く痛むなど変化が大きいときは、まず日本の医療機関を受診してください。

まとめ:相談で確認したい製品名・量・入れ方と料金
当院では、院長がまず肌を見て、悩みがしわか、赤いあとや傷あとかを分けてから入れ方を決めます。深いしわやくぼみが中心なら、PDRNだけでは期待に届かない場合があり、ほかの選択肢と比べます。注射で入れるか、マイクロニードルと一緒に入れるかでも、期待できる変化が変わります。
当治療は自由診療(保険適用外)です。PDRN単独の料金は料金表にありません。秋のキャンペーンでは、PDRN 2ccにポテンツァのポンピングチップ・クライオ・スキンボトックス1ccを組み合わせた1回が350,000ウォンです(税別、2026年9月1日〜11月30日)。ソウルのクリニック価格のため、変動する可能性があります。副作用は上の項目をご覧ください。
ご相談の際は、「私の悩みはしわと傷あとのどちらが中心で、どの方法で入れるのか」を最初に確認すると、選択肢を比べやすくなります。見積もりに製品名、1回の量(cc)、入れ方、回数があるかも見ておきましょう。
ソウルのハプチョン(合井)にあるビューティーストーン医院では、LINEでのご相談を承っています。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。最近のレーザーや手術の日付、気になる部分の写真、希望の日程を添えてお送りください。
参考資料








