顔の麻酔クリームでもシークレットRFは痛い?痛みを左右する条件を解説
シークレットRFは顔に麻酔クリームを塗っても痛みはゼロになりません。研究での痛みの目安、クリームを長く塗るリスク、針の深さの配分、ソウル旅行中の飛行機と帰国後の相談までまとめました。
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Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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シークレットRFは、顔に麻酔クリームを塗っても痛みがゼロになる施術ではありません。ただし痛みの強さは、クリームを塗る時間だけで決まるのではなく、針を入れる深さとエネルギー、冷却の組み合わせで変わります。
ソウル旅行の日程に施術を入れようとしている方ほど、「途中で我慢できなくなったらどうしよう」と予約の前で手が止まりがちです。本記事では、研究で報告された痛みの目安、麻酔クリームの時間と注意点、痛みの差が生まれる場所、旅行日程との付き合い方を、診察室で説明する順番で解説します。
麻酔クリームを塗ってもシークレットRFは痛い?研究での痛みの目安
痛みはゼロではありませんが、麻酔クリームを使った研究では、10段階のうち低め〜中程度まで幅のある評価が報告されています。
シークレットRFは、とても細い針を肌に入れ、針先から高周波(RF)の熱を肌の奥の層(真皮)に届ける施術です。痛みは、針が入るチクッとした感覚と、熱によるじんわりした感覚の2種類に分けて考えると分かりやすくなります。
ニキビ跡に、モーターで針を入れるタイプの針のRF機器を使った研究では、施術中の痛みを0〜10で評価したところ、平均は1.5でした。
目元の小じわに針のRFを行った研究では、施術時の痛みの平均は10段階で2.2でした。
ニキビ跡で顔の左右を比べた研究では、痛みの中央値は針のRF側が10段階で3、炭酸ガス(CO2)フラクショナルレーザー側が8でした。
アジア人のニキビ跡を対象にした別の研究では、痛みの平均は10段階で5.6でした。
これらは、研究ごとの機器・設定・部位での値です。同じ数字になるという約束ではなく、「麻酔をした上でなら、強い痛みばかりの施術ではない」という目安として読んでください。痛みが苦手という理由だけで、最初から選択肢から外す必要はないと言えます。

麻酔クリームは何分塗る?長く塗るほど良いわけではない理由
麻酔クリームは施術の前にしばらく時間をおいて効かせるものですが、長く厚く塗るほど良いというものではありません。
ニキビ跡に針のRFを行った研究では、クリームをラップなどで覆う方法(密封)で、施術前に30〜45分塗っていました。
同じ研究では、施術前に氷で冷やして、痛みと不快感を和らげていました。
一方で、表面麻酔のリスクをまとめた総説は、密封、長い塗布時間、複数の麻酔薬の併用を、全身への影響のリスクを高める要因として挙げています。
つまり塗る時間は「長ければ安心」ではなく、塗る範囲や、どこまで深く針を入れるかとあわせて考えるものです。クリームを効かせる待ち時間も含めて、施術当日は時間に余裕を持った予定にしておくのがおすすめです。
同じ理由で、市販の強い麻酔クリームを来院前に自分で重ねて塗るのはおすすめしません。すでに使ったものがある場合は、施術前に必ず伝えてください。

痛みの差はどこで生まれる?針の深さとエネルギーの配分
同じシークレットRFでも、どこに、どの深さで、どのくらいのエネルギーを当てるかによって、痛みの感じ方は変わることがあります。
痛みを考えるときは、お悩みを層に分けて見るのが近道です。毛穴や肌のきめは肌の浅い側の問題で、凹んだニキビ跡は、その底の深さによってもう少し奥まで関わります。同じ「毛穴が気になる」でも、開いた毛穴なのか、凹みのある跡なのかで、必要な深さが違います。
ニキビ跡の研究では、1回目は深い傷跡に合わせて深さとエネルギーを上げ、2回目は浅い傷跡に合わせて設定を下げる方法がとられていました。
深さが必要な場所を絞れば、強い設定を当てる範囲もそのぶん限られます。組み立て方は、大きく2つに分かれます。
毛穴・きめが中心の場合:浅めの設定を中心に組み立てる
深い凹みがある場合:深い設定は凹みの部分に絞り、ほかの範囲は浅めにする
痛みが特に不安で、毛穴と凹みの両方が気になる方は、今回は凹みの部分を優先し、ほかの範囲は控えめにするという考え方もあります。施術中に痛みが強いときは、我慢せずに伝えてください。深さやエネルギー、冷却の当て方は、その場で見直せる条件です。

痛み以外のリスク・副作用:麻酔クリームと施術後の赤み
麻酔クリームにも施術そのものにもリスクがあり、特に肌に傷や湿疹がある状態では、事前に伝えることが大切です。
表面麻酔の総説は、肌のバリアが損なわれていると、麻酔薬が肌に入り込みやすくなると述べています。
顔に湿疹やひっかき傷、強い炎症のあるニキビがある場合は、自己判断せず、施術前に医師へ伝えてください。
施術後の反応については、ニキビ跡の研究で、施術後の赤みが全員に、むくみが12人にみられ、いずれも一時的で24時間以内に治まったと報告されています。
同じ研究では、炎症後の色素沈着が2人にみられました。
顔の左右を比べた研究では、赤みなどの反応は針のRF側のほうが軽く、続いた時間も炭酸ガスレーザー側より短いものでした。
一方で、24時間以内に治まったと報告した先ほどの研究も、ほかの研究では赤みが引くまでにより長くかかったものがあり、施術の設定の違いによる可能性があると述べています。
施術後は紫外線を避け、日焼け止めを使いましょう。痛みや腫れが日ごとに強くなる、膿が出る、熱が出るといった場合は、早めに医療機関を受診してください。

ソウル旅行の日程の中で:飛行機・写真・帰国後の相談
睡眠麻酔を使った日でなければ、施術後の飛行機のために予定をずらす必要はない、というのが私の判断です。
観光や写真については、前の章で見たとおり赤みの残り方に幅があります。人と会う予定や写真を撮りたい日があれば、その日程を先に伝えていただき、施術日を旅程の前半にするか後半にするかを、深さの組み立てと一緒に決めるのがおすすめです。
一度の渡韓で受ける意味もあります。シークレットRFは1回で大きく変えるというより、少しずつ肌の状態を整えていく方向の施術です。
ニキビ跡の研究でも、3週間の間隔をあけて複数回行っていました。
渡韓の間隔はそれより長くなることが多いので、今回の1回で何を優先するかを決めておくと、次回につなげやすくなります。
帰国後に気になる変化があれば、施術部位の写真を添えてLINEでご相談いただけます。膿や広がる赤み、発熱など強いサインがある場合は、まずお住まいの地域の医療機関を受診してください。

まとめ:麻酔クリームの時間と、針の深さをセットで確認する
シークレットRFは、麻酔クリームを塗っても痛みがゼロにはなりませんが、研究では低め〜中程度まで幅のある評価が報告されています。痛みを左右するのは、クリームを塗る時間だけでなく、針の深さとエネルギーをどこに配分するかです。
ただし、麻酔クリームの使い方や施術後の赤みにはリスクも伴うため、肌の状態を伝えた上で、医師と相談して決めることが大切です。相談の際は、次の3つを確認しておくと、痛みの見通しが立てやすくなります。
今回、深い設定を当てるのはどの部分か
麻酔クリームを塗る時間と、冷却をどうするか
来院前に自分で塗ってよいもの、避けるもの
ソウル・合井にあるビューティーストーン医院へのご相談は、LINEで承っています。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。最初のメッセージは「◯月◯日〜◯日にソウルに行きます。毛穴(またはニキビ跡)でシークレットRFを考えていて、痛みが心配なので麻酔について相談したいです」のように、日程とお悩みを書いて送っていただくとスムーズです。「麻酔クリームを塗っても痛いのでは」と迷っている方は、お気軽にご相談ください。












