ほうれい線や口元のたるみに対し、リフティングで改善できる範囲とボリューム補充が必要なケースの見極め方をわかりやすく解説しました。
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Author
Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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「ほうれい線が気になって、リフティングを受けようか迷っている」という方も多いのではないでしょうか。鏡の前でふと頬のたるみに気づいたとき、同時にほうれい線が深くなったように感じることもあるかもしれません。
セルフケアや美容機器では改善が難しいと感じてきたタイミングで、医療的なアプローチを検討されることは自然なことです。ただし、効果的なのが「リフティング」なのか「ボリューム補充」なのかは、ほうれい線の原因によって異なる場合があります。
本記事では、ほうれい線のタイプ別の原因と、リフティングで改善が期待できる範囲、ボリューム補充が適しているケースについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
ほうれい線の原因は「たるみ」と「ボリューム不足」の2タイプ
まず、ほうれい線がなぜできるのかを理解することが大切です。以下では、原因の2つのタイプについて解説します。
たるみによるほうれい線
加齢とともに皮膚や皮下組織を支えるSMAS筋膜や靭帯が緩み、頬全体が下方向に移動することでほうれい線が深くなるタイプです。顔面たるみの解剖学的構造に関する研究(PMC10481114)によると、加齢に伴う軟部組織の下垂と靭帯の弛緩が、鼻唇溝(ほうれい線)の形成に深く関わっていることが示されています。このタイプは、リフティングによって組織を引き上げることで改善が期待できる場合があります。
ボリューム不足によるほうれい線
頬の脂肪やコラーゲンが減少することで、頬がくぼんだり平坦になったりし、相対的にほうれい線が目立つようになるタイプです。顔面老化とボリューム変化に関する研究(PMC12322485)では、加齢による脂肪コンパートメントの萎縮が顔貌の変化に大きく影響することが報告されています。このタイプに対してリフティングだけを行っても、くぼみが残ることが多く、ボリューム補充の方が効果的な場合があります。

リフティングで改善が期待できるケースとは?
ここでは、リフティングによってほうれい線への改善効果が期待しやすい状態について解説します。
リフティングが適しているのは、主に「たるみ型」のほうれい線です。頬骨の下から口角にかけて、皮膚と皮下組織が重力で下方に移動している状態では、医療用HIFU(高密度焦点式超音波)やRF(高周波)を用いたリフティング施術によって、組織を物理的に引き上げる効果が期待できます。
HIFUによる顔面リフティング効果に関する研究(PMC5535644)では、SMAS筋膜層への集束超音波照射が、たるみの改善に有効である可能性が示されています。個人差はありますが、頬全体のたるみが主な原因であれば、リフティングによる改善が見込めます。ただし、ボリューム不足が混在している場合は、リフティングだけでは限界がある可能性があります。
リフティングに向いているサイン
頬全体が下方向に引っ張られるような重さを感じる
鏡を見て上を向くとほうれい線が薄くなる(重力による下垂が主因)
フェイスラインがぼやけてきた、ジョールが出てきた

リスク・副作用と施術後の注意点
リフティングおよびボリューム補充はいずれも自由診療であり、施術には一定のリスクが伴います。以下では、主なリスクと注意点について解説します。
リフティング施術のリスク
医療用HIFU・RFリフティングでは、施術後に赤みや腫れ、一時的な内出血が生じる場合がありますが、数日〜1週間程度で治まることがほとんどです。症状が長引く場合は、速やかに施術を受けた医師へご相談ください。また、熱エネルギーを使用するため、適切な照射深度や出力の設定が重要です。医師の診察のもと、適切な施術計画を立てることが大切です。
ボリューム補充(フィラー・コラーゲンスティミュレーター)のリスク
ヒアルロン酸フィラーやコラーゲン産生を促すボリューム補充材(ジュベルックボリューム・スカルプトラなど)は、注入後に内出血や腫れ、硬結が生じる場合がありますが、多くは自然に落ち着きます。注入部位のズレ(移動)や不均一な仕上がりが生じる場合もあるため、施術経験の豊富な医師が担当することが重要です。以下に該当する方は、施術を受けられない可能性があります。
妊娠中・授乳中の方
ケロイド体質の方
注入製剤の成分にアレルギーのある方
施術部位に感染症や炎症がある方

ボリューム補充が適しているケースと選び方
ここでは、リフティングよりもボリューム補充が優先されるケースと、具体的な選び方について解説します。
ボリューム不足が主因の場合
頬がこけて見える、目の下から口元にかけてくぼみが目立つ、以前より顔全体が薄くなったと感じる場合は、ボリューム不足が主な原因である可能性があります。このような状態にリフティングを行うと、組織を引き上げることで逆にこけて見えたり、不自然な印象になったりする場合があります。ヒアルロン酸フィラーや、コラーゲン産生を促すジュベルックボリューム・スカルプトラなどの選択肢が有効なケースがあります。
リフティングとボリューム補充の併用
実際の臨床では、「たるみ」と「ボリューム不足」が混在しているケースが少なくありません。この場合、リフティングでたるみを改善しながら、ボリューム補充で失ったボリュームを補うアプローチが検討されることがあります。ただし、施術の順序や組み合わせは個人の顔の状態によって異なります。自己判断せず、必ず医師との診察を受けたうえで方針を決めることが重要です。
まとめ
ほうれい線の改善には、まず「たるみが主な原因なのか」「ボリューム不足が主な原因なのか」を見極めることが大切です。リフティングはたるみ型のほうれい線に対して改善が期待できる一方、ボリューム不足が原因の場合はフィラーやコラーゲン補充材がより適している可能性があります。
ただし、どちらの施術にもリスクが伴うため、自己判断での決定は避けていただくことをおすすめします。ご自身の肌状態を理解し、医師と相談して決めることが大切です。ソウル・合井のBeautystone医院では、LINEでのご相談を承っています。「ほうれい線が気になって、リフティングかボリューム補充か迷っている」という方は、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. ほうれい線にはリフティングとフィラーのどちらが効果的ですか?
A. ほうれい線の原因によって異なります。頬全体のたるみが主な原因であればリフティングが、頬のボリューム不足が主な原因であればフィラーやコラーゲン補充材が適している場合があります。多くの場合、両方の要因が混在しているため、医師との診察のうえで適切な方法を選ぶことをおすすめします。
Q. リフティングでほうれい線はどのくらい改善できますか?
A. 個人差はありますが、たるみが主な原因のほうれい線であれば、HIFUやRFリフティングによってある程度の改善が期待できます。ただし、ボリューム不足が原因のほうれい線に対しては、リフティングだけでは限界がある可能性があります。施術前に医師が肌状態を確認したうえで、効果の見込みについて説明を受けることが大切です。
Q. ほうれい線のリフティングにダウンタイムはありますか?
A. HIFUやRFリフティングでは、施術後に赤みや軽い腫れが生じる場合がありますが、多くの場合数日以内に落ち着きます。強い腫れや内出血が生じることもありますが、1週間程度で治まることがほとんどです。症状が長引く場合は、施術を受けたクリニックの医師にご相談ください。
Q. ほうれい線にボリューム補充材を使う場合、どれくらい持続しますか?
A. 製剤の種類によって異なります。ヒアルロン酸フィラーは個人差がありますが一般的に6〜18ヶ月程度、スカルプトラやジュベルックボリュームなどのコラーゲン産生を促す製剤はより長期間の効果が期待できる場合があります。持続期間は体質や使用量、部位によっても変わるため、医師への相談をおすすめします。









