オンダの痛みは鋭さより熱さが中心で、つらさは熱いと伝えられるかで変わります。麻酔クリームの落とし穴、早めに伝えるサイン、ソウル旅行の日程と帰国後の相談までまとめました。
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Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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オンダは「チクッと刺す痛み」より「じわっと熱くなる感覚」が中心の施術で、つらさを左右するのは、熱いと感じたときにすぐ伝えられるかどうかです。そのため、麻酔クリームで感覚を消すほど楽になる、とは言い切れません。
ソウル旅行のついでにフェイスラインを整えたいけれど、痛みが不安で予約を迷っている方も多いでしょう。本記事では、熱さが生まれる理由、場所による感じ方の違い、麻酔クリームの考え方、旅行日程との合わせ方を、診察室でお話しする順番で整理します。
オンダが痛いのはなぜ?鋭い痛みより「熱さ」が出る理由
オンダの刺激が熱さとして出るのは、皮膚の表面を冷やしながら、その下の層を温める仕組みだからです。
オンダはマイクロ波(Coolwaves)というエネルギーで、皮膚の下の脂肪や真皮に熱を届けます。あご下のたるみにオンダを使った研究では、すべてのハンドピースに5 °Cの連続冷却が備わっていると記されています。
体の脂肪やセルライト向けの使い方をまとめた国際諮問委員会の論文でも、両方のハンドピースに冷却が組み込まれ、表皮を守り、皮膚表面が熱くなりすぎるのを防ぐと説明されています。
表面は冷たく奥がじんわり温まるため、針のような鋭さより「熱い」「押される」という感覚になりやすいのです。熱さの強さは一定ではなく、照射の設定や部位、その日の肌の状態で変わります。

どこが熱く感じやすい?顔は場所ごとに組織が違う
同じ顔でも、脂肪の厚い所と薄い所では熱の入り方が違うため、出力は場所ごとに考えるものです。
顔のマイクロ波機器とHIFUを比べた研究では、マイクロ波側は脂肪の区画を確かめながら、7 mmと3 mmのハンドピースを使い分けていました。一律の設定で顔全体を同じように温めるのではなく、場所によって当て方を変えるという考え方です。
考えるときの出発点は、頬のように厚みのある所と、フェイスラインのように薄い所を分けることです。痛みの不安が強い方ほど、どこが厚くどこが薄いかを相談で一緒に確認しておくと、当日の心構えがしやすくなります。

麻酔クリームを塗れば楽になる?オンダで見落とされやすい点
麻酔クリームで感覚を鈍らせると、「今、熱い」という合図も伝えにくくなる点が、オンダでは見落とされがちです。
体への施術をまとめた国際諮問委員会の推奨では、薬で麻酔した部位は痛みの訴えが得られないため照射を避ける部位とされ、出力も痛みの訴えを手がかりに選ぶとされています(顔の麻酔クリームを直接比べた研究ではありません)。
オンダは、熱さの度合いを伝えながら進めることが安心につながる施術です。感覚が鈍った状態では、熱さが強まっていても気づきにくく、出力や動かし方を変えるきっかけが遅れるおそれがあります。麻酔クリームを使うかどうかは相談の際に確認し、「熱い」と伝える合図も施術前に決めておくと役に立ちます。
痛みの程度を比べた研究もあり、顔の施術で痛みの評価はマイクロ波機器が2.3、HIFUが4.7でした。一方で同じ研究では、3か月の時点で、持続した改善度・満足度・弾力の伸びはHIFUが上回っていました。痛みが少ないことと、仕上がりの伸び方は別の物差しです。

痛み・副作用:止めてほしいサインと、受ける前に伝えること
施術中に強い痛みや我慢しにくい熱さが出たら、それは我慢する場面ではなく、すぐ伝える場面です。
施術後の一時的な熱感・赤み・軽い腫れは、時間とともにおさまっていくことが多い反応です。ただし、強い腫れや水ぶくれ、肌の目立つ変化が出たときは、様子を見ずに早めに相談してください。
受ける前に伝えてほしいこともあります。金属系のインプラントが入っている方や、特定の内科的疾患がある方は、オンダを受けられない場合があります。前述の論文でも、問診で確かめる項目として、治療中の薬、受けた手術、プロテーゼ、以前の引き締め・脂肪減少の施術とその結果が挙げられています。顔にフィラーや脂肪注入をしたことがある方は、場所と時期も伝えてください。

旅行日程の中で:飛行機、観光、帰国後の相談
睡眠麻酔を使った日を除けば、施術後の飛行機の予定のためにオンダを延期する理由はない、というのが医師としての判断です。
観光や写真への響き方は、赤みや腫れがどの程度出るかで変わるため、ここでは目安を決めつけません。撮影の予定がある日は、渡韓日程と一緒に相談で確認してください。
一度の来院にも意味はあります。多くの施術は一度で大きく変わるというより、少しずつ以前の状態に近づく方向で変化します。オンダの回数は目的によって異なり、あご下の研究では30日あけて2回施術していました。次の渡韓時期が決まっている方は、その日程から逆算して間隔を相談するのが現実的です。
帰国後に気になる変化があれば、写真を添えてLINEでご相談いただけます。ただし、水ぶくれが広がる、強い痛みや腫れが日ごとに増すといった場合は、まずお住まいの地域の医療機関を受診してください。

まとめ:痛みの不安は「熱いと伝えたら何が変わるか」で小さくなる
オンダの痛みは熱さが中心で、その強さは照射の設定や部位、肌の状態で変わります。麻酔クリームで感覚を消すことには、熱さを伝える合図を弱める面もあります。ただし、強い痛みや水ぶくれは早めに伝えるべきサインで、インプラントや注入物がある方は事前の申告が欠かせません。
ご自身の肌と顔の状態を理解し、医師と相談して決めることが大切です。相談では「熱いと伝えたら、出力と動かし方のどちらを、どう変えますか」と聞いてみてください。その答えに場所ごとの組織の違いが入っているかが、判断の手がかりになります。
LINEでのご相談は、ソウル・合井にあるビューティーストーン医院で承っています。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。「〇月〇日〜〇日にソウル滞在予定です。フェイスラインにオンダを考えていて、痛みが心配です」と一行送っていただければ十分です。「オンダの痛みが不安」という方も、お気軽にご相談ください。











