
ピコレーザーを2週間間隔で照射するべき理由:
それより早く受けると
なぜ効果が半減してしまうのか
まずは結論からお伝えいたします。
ピコレーザーの2週間間隔というのは、
「肌の回復時間」ではなく、
「メラニンの排出時間」を待っているのです。
この記事でその具体的な理由について詳しく解説いたします。

いったい何が違うのでしょうか?
ピコレーザーはピコ秒(1兆分の1秒)単位で
レーザーを照射し、色素を非常に細かく粉砕する機器です。
従来のQスイッチレーザーとは異なり、ピコレーザーは
熱ダメージの代わりに「衝撃波」でメラニンを分解します。
そのため、同じ色素であってもはるかに細かく粉砕され、
周囲の組織へのダメージは非常に少なくなります。

なぜ効果が出にくい方がいらっしゃるのでしょうか?
この記事のポイント
ピコレーザーの施術間隔が2週間である理由、
強いレーザーをあてた後、肌の内部で
何が起きているのかをウィ・ヨンジン院長が解説します。
ここで、一つ重要な点があります。
強いレーザーでメラニンを粉砕したからといって、
それがすぐに消えるわけではないのです。
粉砕されたメラニンの破片はマクロファージ(大食細胞)に貪食され、
リンパの流れに乗ってゆっくりと体外へ排出されます。
このプロセスにかかる時間が、通常10~14日ほどです。
そのため、「2週間」という施術間隔が推奨されているのです。
先月いらしたお客様は、
1週間間隔で4回施術を受けられたとのことでしたが、
かえって色素が濃くなってしまっている状態でした。
肌の中に排出しきれていないメラニンが
蓄積し続けている状態だったのです。
このような場合は、むしろ2〜3週間ほど期間を空けてから
再開することをおすすめいたします。
粉砕された色素が排出される前に再び衝撃を与えてしまうと、
炎症だけが蓄積され、PIH(炎症後色素沈着)のリスクが高まってしまいます。
ウィ・ヨンジン院長のポイントまとめ
ピコレーザーの2週間間隔というのは、
お肌が「再生する」時間ではなく、
壊された色素が身体から排出される時間です。
このサイクルを無視すると効果が減少するだけでなく、
色素沈着のリスクが高まってしまいます。

色素タイプ別おすすめの施術間隔
色素タイプ | おすすめの間隔 | 理由 |
そばかす・シミ | 2週間 | 表皮のメラニン排出周期を考慮 |
肝斑(敏感肌) | 3〜4週間 | 炎症反応を十分に鎮静させるため |
太田母斑・タトゥー | 4〜8週間 | 真皮深層に溜まった色素の排出時間が必要なため |
お肌をトーンアップするための低出力治療(トーニングなど) | 1〜2週間 | 出力が低いため、回復が早いため |
間隔を空けると治療期間全体は長くなりますが、
無理に短い間隔で通って色素沈着で悩むよりも、
しっかりと期間を空けて治療を行う方が、結果ははるかに良好です。
診察室でよくある3つのご質問
Q1. 1週間でもう一度施術を受けたいのですが、
だめでしょうか?
おすすめいたしません。
特に肝斑や赤みがある場合は、さらに注意が必要です。
マイルドな低出力のトーニングであれば1週間間隔でも可能な場合がありますが、
それもお肌の状態を確認した上で慎重に決定する必要があります。
Q2. 肝斑の5回コースの場合、トータルでどれくらいかかりますか?
肝斑治療は3~4週間間隔で行うため、
通常は4~5ヶ月ほどかかるとお考えください。
状態をキープするためには、6ヶ月から1年に
1~2回のメンテナンス施術をおすすめしております。
Q3. 施術後にできたカサブタを
無理に剥がしてもいいですか?
無理に剥がしてしまうと、色素沈着が残り、
施術前より濃くなってしまうことがあります。
施術の間隔でお悩みの方は、
公式LINEでお肌の写真をお送りください。
以上、ウィ・ヨンジン院長でした。
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