スカルプトラの後に片側の頬だけ先に膨らんで見えることがあります。本記事では、左右差が起こる理由と落ち着くまでの目安、医師に相談したいサインをまとめました。
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Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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「スカルプトラを受けてから、片側の頬だけ先に膨らんできた気がする」と感じ、このまま左右差が残るのではと不安になっている方は少なくないのではないでしょうか。鏡や写真で見比べるほど気になってしまう、というお声もよくいただきます。本記事では、スカルプトラのボリュームが出る仕組みと左右差が生じる理由、落ち着くまでの経過の目安、そして医師に相談したほうがよいサインについて詳しく解説します。
スカルプトラでボリュームが出る仕組み
ここでは、左右差を判断する前提として、スカルプトラがどのようにボリュームを生むのかを解説します。
スカルプトラは、ポリ乳酸(PLLA)の微粒子を含む製剤を注入し、少しずつ自分のコラーゲンがつくられるのを促すことでボリュームを補う施術です。ヒアルロン酸フィラーのように、入れた量がそのまま形として残る仕組みではありません。
注入直後に見られる膨らみの多くは、製剤を溶かすための水分によるものとされています。この水分は数日から数週間で体に吸収されるため、いったんしぼんだように感じられる時期があります。そのあと、数か月かけてコラーゲンが増えていく過程で、あらためてボリュームが出てくることが期待できます。
つまり、スカルプトラの見た目は「注入した日の形」ではなく「数か月後の形」で評価する施術です。コラーゲン産生を促す注入製剤の作用については、臨床報告が公開されています(コラーゲン産生を促す注入製剤に関する報告)。

片側だけ先に膨らんで見えるのはなぜ?
以下では、左右で膨らみ方に差が出る主な理由を整理します。
前提として、もともと完全に左右対称の顔立ちの方はほとんどいらっしゃいません。骨格のわずかな違い、脂肪の量、噛み癖や表情の使い方の左右差は、施術前から存在しています。ボリュームが加わることで、それまで気づかなかった差がかえって目に入りやすくなる場合もあります。
そのうえで、経過の途中に左右差が見えやすくなる理由としては、次のようなものが考えられます。
むくみや内出血の引き方に左右差があり、片側だけ先にすっきり見える
皮膚や脂肪の厚みが違い、同じ量でも表面への出方が変わる
血流や代謝の差により、コラーゲンがつくられる速さに違いが出る
寝るときの向きや頬づえなど、日常のくせで片側に負担がかかっている
大切なのは、この段階で見えている差が「完成した結果」ではなく、速度の違いを見ている可能性があるという点です。コラーゲンが増えるスピードには個人差があり、同じ人の左右でもそろって進むとは限りません。

左右差が落ち着くまでの経過の目安
ここでは、いつの時点で左右差を判断すればよいのかを、時期ごとに整理します。
個人差はありますが、通常は注入直後から1週間ほどが水分によるむくみの時期、その後の数週間でいったん落ち着き、2〜3か月かけて少しずつボリュームが出てくるという流れをたどることが多いとされています。最終的な形を見るのは、施術から数か月後が目安になります。
時期 | 見え方の傾向 | この時期の考え方 |
|---|---|---|
直後〜1週間 | 水分による膨らみ・むくみ・内出血が出やすい | 形の評価には向かない時期 |
2〜6週間 | 水分が吸収され、しぼんだように感じることがある | 不安になりやすいが経過の途中 |
2〜3か月 | コラーゲンが増え、ボリュームが戻り始める | 左右の差が縮まるか観察する |
4〜6か月 | 形が安定してくる | 医師と最終評価・追加の要否を相談 |
判断のコツは、その日の見た目ではなく、月単位で差が縮まっているかどうかを見ることです。同じ照明・同じ角度・同じ表情で月に1回ほど写真を残しておくと、診察のときに医師へ変化を伝えやすくなります。

左右差が気になるときのリスクと注意すべきサイン
ここでは、経過を見てよい状態と、早めの受診をおすすめするサインを分けて解説します。
注入後には、赤みや腫れ、内出血、押したときの痛みが生じる場合がありますが、数日から1週間程度で治まることがほとんどです。症状が長引く場合や、日を追って強くなる場合は、速やかに医師へご相談ください。
以下に当てはまる場合は、経過観察ではなく受診を検討していただきたいサインです。
片側だけ急に大きく腫れてきた、熱感や強い痛みがある
皮膚が赤黒く変色している、色が抜けた部分がある
境目のはっきりした硬い小さな粒が触れる、日ごとに増えている
半年を過ぎても左右差が縮まらず、形が固定している
小さな粒(硬結)は、注入製剤の分布や術後のケアと関係することがあると報告されています(注入製剤の術後経過に関する報告)。気になる場合も、自己判断で強く押しつぶそうとすることは避けてください。
また、左右差が気になるからといって、経過の途中で片側だけ追加注入を急ぐことはおすすめできません。コラーゲンが増えきる前に足すと、そろったあとで反対に差が出る場合があります。追加の要否は、最終評価の時期に医師と相談のうえ決めることが大切です。

経過中の過ごし方とマッサージの考え方
ここでは、経過を待つあいだの過ごし方とマッサージの考え方を紹介します。
スカルプトラでは、注入後に一定期間セルフマッサージを指示されることがあります。方法や回数、期間はクリニックの方針や注入部位によって異なるため、必ず医師の指示に従ってください。左右差が気になるからといって、片側だけ強く長く揉むことは避けましょう。力の入れすぎは、かえって内出血や硬さの原因になる場合があります。
施術後数日は、激しい運動やサウナ、長風呂、飲酒など血流が大きく上がる行動を控えめにすると、むくみや内出血が落ち着きやすくなります。日焼け止めは季節を問わず続けましょう。コラーゲンがつくられていく時期の肌を、紫外線の負担から守るという意味でも役立ちます。
経過の記録も、待つ時間を過ごしやすくしてくれます。月に1回、同じ条件で写真を撮っておくと、鏡だけでは気づきにくい変化を見返せます。なお、追加セッションの費用や本数は状態によって変わるため、料金の目安は「/ja/price」のページとカウンセリングでご確認ください。

まとめ
スカルプトラは、注入した量がそのまま形になる施術ではなく、数か月かけてコラーゲンが増えていく施術です。そのため、片側だけ先に膨らんで見える段階は、完成した左右差ではなく速度の違いを見ている可能性があります。判断は月単位で、差が縮まっているかどうかを目安にしてください。
ただし、急な腫れや強い痛み、皮膚の色の変化、硬い粒が触れるといった変化がある場合は、経過とは別の反応の可能性があるため注意が必要です。ご自身の状態を理解し、医師と相談して決めることが大切です。
ソウル・合井(ハプチョン)のBeautystoneクリニックでは、LINEでのご相談を承っています。「スカルプトラを受けてから片側だけ先に膨らんできた気がする」という方は、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. スカルプトラの後に片側だけ先に膨らむのは異常ですか?
A. 経過の途中で左右の見え方に差が出ることは珍しくありません。むくみの引き方や皮膚の厚み、コラーゲンがつくられる速さには左右差があるためです。ただし、片側だけ急に大きく腫れる、痛みや熱感が強まるといった変化がある場合は、速やかに医師へご相談ください。
Q. 左右差はいつごろ落ち着きますか?
A. 個人差はありますが、通常は2〜3か月かけてボリュームが出てきて、4〜6か月ごろに形が安定してくることが多いとされています。その日の見た目ではなく、月単位で差が縮まっているかを目安にしてください。半年を過ぎても変わらない場合は診察を検討しましょう。
Q. 左右差が気になるとき、片側だけ追加で注入してもよいですか?
A. 経過の途中での追加はおすすめできません。コラーゲンが増えきる前に足すと、そろったあとで反対側との差が出る場合があります。追加の要否や量は、最終評価の時期に医師と相談のうえ決めることが大切です。
Q. セルフマッサージは自分で強くしてもよいですか?
A. 方法や回数、期間はクリニックの方針や部位によって異なるため、必ず医師の指示に従ってください。左右差が気になるからといって片側だけ強く長く揉むことは避けましょう。力の入れすぎは内出血や硬さの原因になる場合があります。









