同じフィラーなのに仕上がりに差が出る理由、まずは強度から見てみましょう
同じフィラーなのに仕上がりに差が出る理由、まずは強度から見てみましょう
同じフィラーなのに仕上がりに差が出る理由、まずは強度から見てみましょう
フィラーの硬度(G')とは何か、そしてなぜ部位によって異なる性質のものが使われるのか、5つのブランドのラインナップを硬度マトリックスで分かりやすく整理しました。
同じフィラーなのに仕上がりに差が出る理由、まずは「硬度」から見てみましょう
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柔らかい仕上がり(小じわ・唇) — 2.1 小じわ・唇
中間の仕上がり(ほうれい線・頬) — 3.1 ほうれい線・頬
硬い仕上がり & 応用 — 4.1 顎先・鼻・輪郭 · 4.2 ボディ — フィラー vs ブースター · 4.3 部位・仕上がり・予算別の選び方
フィラー(ヒアルロン酸注入)のカウンセリングに行くと、「ジュビダームが自然に仕上がりますよ」「レスチレンは硬さがありますよ」「ベロテロは柔らかいですよ」といった説明を受けることが多いかと思います。同じヒアルロン酸(HA)フィラーなのに、なぜ仕上がりの質感や硬さに違いがあるのか、疑問に思われるかもしれません。その鍵を握るのが「硬度」です。同じヒアルロン酸であっても、架橋(結合)の度合いによって硬さが異なり、その硬さによってどの部位に適しているかが決まります。
このシリーズでは、クリニックでよく使われる5つのブランド — ジュビダーム・レスチレン・ベロテロ・アティエール・ニューラミス — を、硬度の4つの段階に分けて整理してご紹介します。どの部位にどのブランドが自然になじむのか、一目でご理解いただけます。
フィラー(ヒアルロン酸注入)のカウンセリングに行くと、「ジュビダームが自然に仕上がりますよ」「レスチレンは硬さがありますよ」「ベロテロは柔らかいですよ」といった説明を受けることが多いかと思います。同じヒアルロン酸(HA)フィラーなのに、なぜ仕上がりの質感や硬さに違いがあるのか、疑問に思われるかもしれません。その鍵を握るのが「硬度」です。同じヒアルロン酸であっても、架橋(結合)の度合いによって硬さが異なり、その硬さによってどの部位に適しているかが決まります。
このシリーズでは、クリニックでよく使われる5つのブランド — ジュビダーム・レスチレン・ベロテロ・アティエール・ニューラミス — を、硬度の4つの段階に分けて整理してご紹介します。どの部位にどのブランドが自然になじむのか、一目でご理解いただけます。
フィラーの「硬度」とは何ですか?
フィラーの硬さは、一般的に G'* という数値で表されます。これは圧力に対してどれだけ耐えられるか、つまり、押されたり動いたりしたときにどれだけ元の形状を維持できるかを示しています。架橋が多くかかっているとG'が高くなり、少ないと低くなります。
* G'(ジープライム、貯蔵弾性率):フィラーの弾性を示すレオロジー数値です。数値が高いほど硬く形状を維持するため、輪郭を整える部位に適しており、低いほど柔らかく馴染みやすいため、小じわや唇の部位に適しています。
同じメーカーの製品であっても、唇用、ほうれい線用、顎先用がそれぞれ分かれているのは、このG'を細かく調整して作られているためです。そのため、「ジュビダーム」というブランド名だけで判断するのではなく、「ジュビダームのどのラインなのか」まで確認することが非常に重要です。

柔らかい仕上がりと硬い仕上がり、どこに使い分けますか?
柔らかい仕上がりのフィラーは、皮膚の浅い層(表層)に使用します。HA*(ヒアルロン酸)フィラーが真皮の近くへ薄く広がることで、小じわを埋めたり、唇の形を自然に整えたりします。硬いフィラーで唇を埋めてしまうと、ラインが不自然になったり、触ったときに異物感を感じたりすることがあります。そのため、唇や目元の小じわには、柔らかいフィラーが最適です。
* HA(ヒアルロン酸):私たちの肌(皮膚)にもともと存在する多糖類成分です。優れた水分保持力があり、フィラーとして注入することで、保湿効果とボリューム効果を同時に与えることができます。
硬い仕上がりのフィラーは、皮膚の深い層に注入します。顎先、鼻先、前頬のように、しっかりと形をキープしたい部位には、皮下や骨膜の近くに硬いフィラーを注入して土台を支えます。こういった部位に柔らかいフィラーを注入してしまうと、注入量を増やしても輪郭を整える力が弱いため、形が崩れやすくなります。韓国やアジア人の臨床例では、硬い質感のフィラーで輪郭を整える施術がよく選ばれます。これは、お顔の余白を視覚的に減らし、立体感を出すアプローチが一般的に好まれるためです。

注入する深度もセットで考えます
フィラーの「硬度」と「注入する深さ」は、常にセットで判断します。硬いフィラーを浅い層に入れると、しこり(結節)ができたり、触ったときにボコボコしたりします。逆に、柔らかいフィラーを深い層に入れると、かなりの量を注入しなければ十分な効果が得られません。基本的には以下のように組み合わせて注入します。
表層真皮 → 柔らかい仕上がり(ソフト、ボルベラ、ライトなどのライン)
中間真皮 → 中間の仕上がり(ボリフト、バランス、ディファインなどのライン)
皮下・骨膜 → 硬い仕上がり(ボラックス、リフト、アティエール ボリュームなどのライン)
同じ患者様であっても、施術を行う部位によって異なる硬度のフィラーを使用するのはこのためです。また、同じ部位への注入であっても、患者様の皮膚の厚さや肌質によって使い分けることもあります。

5大ブランド 硬度マトリクス
硬度 | 適応部位 | ジュビダーム | レスチレン | ベロテロ | アティエール | ニューラミス |
|---|---|---|---|---|---|---|
柔らかい | 小じわ・唇・目元 | ボルベラ | キス / リファイン | ソフト | クラシック | ライト |
中間の柔らかさ | ほうれい線・頬 | ボリフト | — | バランス | インテンシブ | ニューラミス |
中間の硬さ | 頬骨・中顔面 | ボリューマ | ディファイン | インテンス | — | ディープ |
硬い | 顎先・鼻先・深層輪郭 | ボラックス(顎専用) | リフト | ボリューム | ボリューム | ボリューム |
同じ硬度のランクであっても、ブランドごとに架橋(結合)テクノロジーが異なります。ジュビダームは「VYCROSS」「HYLACROSS」、レスチレンは「OBT」「NASHA」、ベロテロはCPM技術を採用しています。そのため、同じ柔らかい性質のものでも、お肌への広がり方や留まり方に微細な違いが生じます。実際の施術では、患者様の肌質、過去の施術履歴、ご予算などを総合的に考慮して、最初のブランドを決定します。
このシリーズでは、上記のマトリクスを1行ずつ分かりやすく解説する全6編のコラムをお届けします。次回のコラムより、柔らかい仕上がり(小じわ・唇)、中間の仕上がり(ほうれい線・頬)、硬い仕上がり(顎先・鼻・輪郭)、そしてボディ用フィラーや選び方の基準まで順番に詳しく解説していきます。最終的には、事前の丁寧なカウンセリングを通じて、患者様に適したフィラーを一緒に決定していくのが最も安心な流れです。

よくある質問
Q. フィラーは硬ければ硬いほど良いものですか?
注入する部位によって異なります。顎先や鼻先のように、しっかりした形態をキープしたい部位には硬い仕上がりのフィラーが自然ですが、唇や目元のように浅い層の部位には、柔らかい仕上がりのフィラーが最も適しています。「硬い=優れている」ということではなく、適材適所で正しい種類のフィラーを注入することが重要です。
Q. 一度の施術で、異なるブランドを組み合わせて受けることは可能ですか?
はい、可能です。同じ日に異なる部位へ、それぞれ異なる硬度のフィラーを併行して注入されるケースは多くあります。例えば、唇には柔らかいフィラーを、顎先には硬いフィラーを同時に使用してバランスを整えるといった方法です。どの部位にどの硬度を組み合わせるかは、カウンセリングで一人ひとりに合わせてご選択いただけます。
Q. 同じ部位に同じ硬度のフィラーを使う場合、ブランドによってどのような違いがありますか?
架橋テクノロジーの違いによって、皮膚内での広がり方や効果の持続時間に微妙な違いが生じます。自然に周囲と馴染む馴染みやすさが強みのブランドもあれば、シャープにお肌を形作る支持力が強みのブランドもあります。シリーズの次回以降のコラムで、それぞれの硬度ごとに詳細を丁寧にご紹介いたします。
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中間の仕上がり(ほうれい線・頬) — 3.1 ほうれい線・頬
硬い仕上がり & 応用 — 4.1 顎先・鼻・輪郭 · 4.2 ボディ — フィラー vs ブースター · 4.3 部位・仕上がり・予算別の選び方
フィラー(ヒアルロン酸注入)のカウンセリングに行くと、「ジュビダームが自然に仕上がりますよ」「レスチレンは硬さがありますよ」「ベロテロは柔らかいですよ」といった説明を受けることが多いかと思います。同じヒアルロン酸(HA)フィラーなのに、なぜ仕上がりの質感や硬さに違いがあるのか、疑問に思われるかもしれません。その鍵を握るのが「硬度」です。同じヒアルロン酸であっても、架橋(結合)の度合いによって硬さが異なり、その硬さによってどの部位に適しているかが決まります。
このシリーズでは、クリニックでよく使われる5つのブランド — ジュビダーム・レスチレン・ベロテロ・アティエール・ニューラミス — を、硬度の4つの段階に分けて整理してご紹介します。どの部位にどのブランドが自然になじむのか、一目でご理解いただけます。
フィラー(ヒアルロン酸注入)のカウンセリングに行くと、「ジュビダームが自然に仕上がりますよ」「レスチレンは硬さがありますよ」「ベロテロは柔らかいですよ」といった説明を受けることが多いかと思います。同じヒアルロン酸(HA)フィラーなのに、なぜ仕上がりの質感や硬さに違いがあるのか、疑問に思われるかもしれません。その鍵を握るのが「硬度」です。同じヒアルロン酸であっても、架橋(結合)の度合いによって硬さが異なり、その硬さによってどの部位に適しているかが決まります。
このシリーズでは、クリニックでよく使われる5つのブランド — ジュビダーム・レスチレン・ベロテロ・アティエール・ニューラミス — を、硬度の4つの段階に分けて整理してご紹介します。どの部位にどのブランドが自然になじむのか、一目でご理解いただけます。
フィラーの「硬度」とは何ですか?
フィラーの硬さは、一般的に G'* という数値で表されます。これは圧力に対してどれだけ耐えられるか、つまり、押されたり動いたりしたときにどれだけ元の形状を維持できるかを示しています。架橋が多くかかっているとG'が高くなり、少ないと低くなります。
* G'(ジープライム、貯蔵弾性率):フィラーの弾性を示すレオロジー数値です。数値が高いほど硬く形状を維持するため、輪郭を整える部位に適しており、低いほど柔らかく馴染みやすいため、小じわや唇の部位に適しています。
同じメーカーの製品であっても、唇用、ほうれい線用、顎先用がそれぞれ分かれているのは、このG'を細かく調整して作られているためです。そのため、「ジュビダーム」というブランド名だけで判断するのではなく、「ジュビダームのどのラインなのか」まで確認することが非常に重要です。

柔らかい仕上がりと硬い仕上がり、どこに使い分けますか?
柔らかい仕上がりのフィラーは、皮膚の浅い層(表層)に使用します。HA*(ヒアルロン酸)フィラーが真皮の近くへ薄く広がることで、小じわを埋めたり、唇の形を自然に整えたりします。硬いフィラーで唇を埋めてしまうと、ラインが不自然になったり、触ったときに異物感を感じたりすることがあります。そのため、唇や目元の小じわには、柔らかいフィラーが最適です。
* HA(ヒアルロン酸):私たちの肌(皮膚)にもともと存在する多糖類成分です。優れた水分保持力があり、フィラーとして注入することで、保湿効果とボリューム効果を同時に与えることができます。
硬い仕上がりのフィラーは、皮膚の深い層に注入します。顎先、鼻先、前頬のように、しっかりと形をキープしたい部位には、皮下や骨膜の近くに硬いフィラーを注入して土台を支えます。こういった部位に柔らかいフィラーを注入してしまうと、注入量を増やしても輪郭を整える力が弱いため、形が崩れやすくなります。韓国やアジア人の臨床例では、硬い質感のフィラーで輪郭を整える施術がよく選ばれます。これは、お顔の余白を視覚的に減らし、立体感を出すアプローチが一般的に好まれるためです。

注入する深度もセットで考えます
フィラーの「硬度」と「注入する深さ」は、常にセットで判断します。硬いフィラーを浅い層に入れると、しこり(結節)ができたり、触ったときにボコボコしたりします。逆に、柔らかいフィラーを深い層に入れると、かなりの量を注入しなければ十分な効果が得られません。基本的には以下のように組み合わせて注入します。
表層真皮 → 柔らかい仕上がり(ソフト、ボルベラ、ライトなどのライン)
中間真皮 → 中間の仕上がり(ボリフト、バランス、ディファインなどのライン)
皮下・骨膜 → 硬い仕上がり(ボラックス、リフト、アティエール ボリュームなどのライン)
同じ患者様であっても、施術を行う部位によって異なる硬度のフィラーを使用するのはこのためです。また、同じ部位への注入であっても、患者様の皮膚の厚さや肌質によって使い分けることもあります。

5大ブランド 硬度マトリクス
硬度 | 適応部位 | ジュビダーム | レスチレン | ベロテロ | アティエール | ニューラミス |
|---|---|---|---|---|---|---|
柔らかい | 小じわ・唇・目元 | ボルベラ | キス / リファイン | ソフト | クラシック | ライト |
中間の柔らかさ | ほうれい線・頬 | ボリフト | — | バランス | インテンシブ | ニューラミス |
中間の硬さ | 頬骨・中顔面 | ボリューマ | ディファイン | インテンス | — | ディープ |
硬い | 顎先・鼻先・深層輪郭 | ボラックス(顎専用) | リフト | ボリューム | ボリューム | ボリューム |
同じ硬度のランクであっても、ブランドごとに架橋(結合)テクノロジーが異なります。ジュビダームは「VYCROSS」「HYLACROSS」、レスチレンは「OBT」「NASHA」、ベロテロはCPM技術を採用しています。そのため、同じ柔らかい性質のものでも、お肌への広がり方や留まり方に微細な違いが生じます。実際の施術では、患者様の肌質、過去の施術履歴、ご予算などを総合的に考慮して、最初のブランドを決定します。
このシリーズでは、上記のマトリクスを1行ずつ分かりやすく解説する全6編のコラムをお届けします。次回のコラムより、柔らかい仕上がり(小じわ・唇)、中間の仕上がり(ほうれい線・頬)、硬い仕上がり(顎先・鼻・輪郭)、そしてボディ用フィラーや選び方の基準まで順番に詳しく解説していきます。最終的には、事前の丁寧なカウンセリングを通じて、患者様に適したフィラーを一緒に決定していくのが最も安心な流れです。

よくある質問
Q. フィラーは硬ければ硬いほど良いものですか?
注入する部位によって異なります。顎先や鼻先のように、しっかりした形態をキープしたい部位には硬い仕上がりのフィラーが自然ですが、唇や目元のように浅い層の部位には、柔らかい仕上がりのフィラーが最も適しています。「硬い=優れている」ということではなく、適材適所で正しい種類のフィラーを注入することが重要です。
Q. 一度の施術で、異なるブランドを組み合わせて受けることは可能ですか?
はい、可能です。同じ日に異なる部位へ、それぞれ異なる硬度のフィラーを併行して注入されるケースは多くあります。例えば、唇には柔らかいフィラーを、顎先には硬いフィラーを同時に使用してバランスを整えるといった方法です。どの部位にどの硬度を組み合わせるかは、カウンセリングで一人ひとりに合わせてご選択いただけます。
Q. 同じ部位に同じ硬度のフィラーを使う場合、ブランドによってどのような違いがありますか?
架橋テクノロジーの違いによって、皮膚内での広がり方や効果の持続時間に微妙な違いが生じます。自然に周囲と馴染む馴染みやすさが強みのブランドもあれば、シャープにお肌を形作る支持力が強みのブランドもあります。シリーズの次回以降のコラムで、それぞれの硬度ごとに詳細を丁寧にご紹介いたします。
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