エラボトックスの効果はいつから?噛む力と輪郭が変わる時期を解説
エラボトックスは噛む力が2〜3日で変わり始め、輪郭の変化は1か月前後から。臨床試験の30日目・90日目・180日目の経過と副作用、韓国旅行中に打つときの流れをまとめました。
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Author
Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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エラボトックスは、噛む力が2〜3日ほどで抜け始め、フェイスラインの変化は1か月前後から分かってきます。エラの張りを調べた臨床試験では、最初に確かめた30日目にはもう差があり、変化が最も大きかったのは90日目でした。
数日間の韓国旅行では、帰る日に鏡を見ても輪郭はまだ変わっていないと感じるでしょう。変化を確かめるのは帰国後、と考えておくと落ち着いて経過を見られます。
この記事の要点
エラボトックスは噛む力が先に変わり、見た目の変化は帰国後の数週間〜数か月で進みます。
噛む力:筋肉の力が抜け始めるのは2〜3日後、最も強く効くのは1〜2週間とされます。
見た目:臨床試験では、最初の評価の30日目から偽薬との差が見られました。
続く期間:同じ試験では、1回打っただけで180日目まで差が残っていました。
エラボトックスは打ってから何日で効く?先に変わるのは噛む力
最初に分かるのは、見た目より噛んだときの感覚です。
ボツリヌストキシンで筋肉の力が抜け始めるのは注射から2〜3日後で、1〜2週間で最も強く効くとされています*。
*ボツリヌストキシンの薬理をまとめた総説(2017年)に基づきます。
硬い肉やガムを噛んだとき、あごが前より早く疲れる。そう感じたら、薬が咬筋*に効き始めた合図と考えられます。
*咬筋(こうきん):奥歯を噛みしめたときに、エラのあたりで硬くなる筋肉です。
一方で、輪郭はこの時期にはまだ変わりません。力が抜けた咬筋は、使われない期間を経て少しずつ小さくなっていくためです。打った翌日や1週間後の鏡で変化がなくても、効いていないわけではありません。

エラボトの効果が見た目に出るまでは?30日目と90日目の違い
見た目の変化は1回で一気に出るのではなく、毎月少しずつ積み重なっていきます。
エラの張りが強い145人を、ボトックス48単位・72単位・偽薬の3つのグループに分けた臨床試験があります。1回だけ打ち、その後は毎月、経過を見ています*。
*エラ(咬筋)の張りに対するボトックスの臨床試験(2025年)です。
評価した時点 | 報告されていること |
|---|---|
30日目 | 最初の評価で、すでに偽薬との差あり |
60〜120日目 | 改善が少しずつ進み、横ばいに近づく |
90日目 | エラの張りと顔の下半分のボリュームの減り方が最大 |
180日目 | 偽薬との差がまだ残っていた |
つまり、30日目は「変わり始めが見える時期」、90日目前後が「いちばん変わった時期」の目安です。ただし参加者は白人の女性が中心で、特定の製剤を1回打った結果です。個人差はありますが、変化はこの順番で進むと考えておきましょう。

エラボトの効果はいつまで続く?期間と次に打つ時期
先ほどの臨床試験では、1回打っただけでも180日目まで偽薬との差が残っていました。180日目が試験の最後の評価で、その先の経過はこの試験からは分かりません。
一方、筋肉を動かす力そのものは、3〜4か月ほどで元に戻っていくとされています*。噛む力が戻る時期と、見た目が戻る時期は同じとは限りません。
*先ほどの総説に基づきます。
次の施術は回数で決めず、張りが戻ってきたかを見て決めます。米国のボトックスの添付文書では、眉間などの対象部位について、3か月より短い間隔で打った場合の安全性と効果は確かめられていないとされています*。戻り方には個人差があるため、1回目の経過を見てから2回目を考えても遅くありません。
*米国のボトックスの添付文書に基づきます。
張りが戻ってきたサインと打ち直しの時期は、エラボトックスの効果が戻るタイミングの記事で詳しく説明しています。

エラボトックスの副作用は?様子を見てよい変化とすぐ受診する症状
噛みにくさや笑顔の違和感は、少数ですが起こりうる変化です。
先ほどの臨床試験で施術に関係するとされた主な変化は、次の4つでした。注射した場所の痛み、筋力の低下、噛みにくさや噛むときの疲れ、笑顔の違和感で、それぞれ102人中3人です。
噛みにくさは1か月以内に治まり、笑顔の違和感も60〜101日で治まりました。気になる変化が長引く場合は、写真を添えて医師にご相談ください。
薬が打った場所から広がり、次のような症状が出ることがまれに報告されています。打ってから数時間〜数週間たって出ることもあります。その場合は様子を見ずに、すぐに医療機関を受診してください*。
*米国のボトックスの添付文書に書かれている警告です。
飲み込みにくい
息がしにくい
ろれつが回りにくい、声が変わった
物が二重に見える、まぶたが下がる
全身に力が入りにくい
次に当てはまる場合は、エラボトックスを打つことはできません。
打つ場所に感染がある
ボツリヌストキシン製剤でアレルギーが出たことがある
重症筋無力症など、筋肉や神経の病気と診断されている方は、打つ前に医師に伝えてください。

韓国旅行の日程の中でエラボトックスを打つなら
睡眠麻酔を使った日を除けば、施術後の飛行機の予定を理由に施術を延ばす必要はありません。
エラボトックスは、その日のうちに形が変わる施術ではありません。少しずつ張りが落ち着き、以前のフェイスラインに近づいていく変化です。いちばん変わる時期は、帰国してしばらくたってから来ます。
帰国後に気になる変化があれば、LINEに写真を添えてお問い合わせいただけます。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。ただし、飲み込みにくさや息苦しさのような強い症状は、LINEの返事を待たずに日本の医療機関を受診してください。

まとめ:30日目と90日目に、同じ角度で写真を撮る
経過は、打つ前と同じ角度・同じ明るさで、30日目と90日目に正面と斜めの写真を撮っておくと比べやすくなります。
打つ前には、顔全体のバランスと左右の張りの差を見てから、量と打つ位置を決めます。臨床試験でも、咬筋が最も張っている位置に片側3か所ずつ打っていました。ご相談の際は「自分のエラはどこが一番張っていて、どこに打つのか」を最初に確認してください。仕上がりのイメージを持ちやすくなります。
当治療は自由診療(保険適用外)です。費用は製剤・単位数により異なります。主なリスクは、注射した場所の痛み、噛みにくさ、笑顔の違和感です。
ソウル・ハプチョン(合井)のビューティーストーン医院では、LINEでのご相談を承っています。「旅行の日程で打っても間に合うか」と迷っている方は、滞在の日程を添えてお送りください。前にエラボトックスを打ったことがあれば、その時期も書いていただくと相談が進めやすくなります。
参考にした資料












