ケロイド体質・肥厚性瘢痕のある方のタトゥー除去について、ピコウェイ施術前に確認すべき項目とセッション設計の考え方をわかりやすく解説しました。
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Author
Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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「ケロイド体質だけど、タトゥーを除去したい」と考えている方は少なくありません。かつての入れ墨やタトゥーが気になりながらも、傷跡が残りやすい肌だと施術をためらってしまうことがあるのではないでしょうか。
セルフケアでタトゥーを消すことは難しく、医療機関でのレーザー治療が有効な選択肢とされています。ただし、ケロイド体質の方はリスク管理の観点から、施術前に確認すべき項目があります。
本記事では、ケロイド体質・肥厚性瘢痕のある方がタトゥー除去を検討する際に知っておきたい基礎知識と、ピコウェイを用いた施術設計の考え方について詳しく解説します。

ケロイド体質とはどのような状態か
ここでは、ケロイドと肥厚性瘢痕の違いを整理します。混同されやすい2つですが、傷跡の特徴や広がり方が異なります。
ケロイド(瘢痕ケロイド)は、傷が治癒した後もコラーゲンが過剰に産生され、元の傷の範囲を超えて皮膚が隆起・拡大する状態です。一方、肥厚性瘢痕は傷の範囲内にとどまる盛り上がりで、時間とともに自然に落ち着く場合があります。
両者の判断は自己判断が難しく、皮膚科・形成外科での診察が必要です。タトゥー除去を希望する前に、まず自分の瘢痕傾向を医師に確認しておくことが大切です。
ケロイド:傷の範囲を超えて拡大、赤みや痒みを伴うことが多い
肥厚性瘢痕:傷の範囲内にとどまる隆起、数ヶ月〜1年で改善傾向
診断は視診・触診・問診(過去の傷跡の経過)を組み合わせて行う
ケロイド体質とタトゥー除去の関係
ケロイド体質があるからといって、タトゥー除去が一律にできないわけではありません。ただし、通常の施術と同じアプローチで進めるのではなく、設計の段階から慎重に組み立てることが重要です。
タトゥー除去レーザー(ピコウェイなど)は、皮膚を直接切開しません。レーザーのエネルギーで真皮に沈着したインクを微細に砕き、免疫細胞が排出するメカニズムを利用します。そのため、メスを入れる外科的処置とは性質が異なります。
一方で、施術後の炎症反応がケロイド発生のトリガーになる可能性があります。施術エネルギーの調整・照射間隔の設計・アフターケアの徹底が、ケロイド体質の方には特に重要です。

リスクと副作用:ケロイド体質の場合に知っておきたいこと
施術に伴うリスクを正しく理解した上で、医師と一緒に判断することが大切です。以下では、ケロイド体質の方に関係する可能性が高い副作用と注意点をまとめます。
炎症後色素沈着(PIH)
レーザー照射後に赤みや炎症が長引くと、色素沈着が生じる場合があります。個人差はありますが、ケロイド体質の方は炎症反応が強くなりやすい傾向があるとされています。紫外線対策と保湿を徹底することで、リスクを抑えることが期待できます。
ケロイド・肥厚性瘢痕の形成リスク
施術後の皮膚修復過程でケロイドが形成される可能性があります。施術前にテストショット(小範囲での試し照射)を行い、皮膚の反応を確認するクリニックもあります。施術を受ける前に、このような対応が可能かどうかを確認しておきましょう。
施術直後の赤み・腫れ
施術直後に赤みや腫れが生じる場合がありますが、数日〜1週間程度で治まることがほとんどです。症状が長引く場合は、速やかに医師へご相談ください。
施術前に確認すべき5つのポイント
ケロイド体質・肥厚性瘢痕のある方がタトゥー除去を検討する際は、以下の点を事前に整理した上でカウンセリングに臨むことをおすすめします。
確認項目 | 確認のポイント |
|---|---|
瘢痕の診断 | ケロイドか肥厚性瘢痕かを皮膚科・形成外科で確認する |
過去の傷跡の経過 | 手術・怪我後の傷跡が過去にどう変化したかを伝える |
テストショットの可否 | 小範囲での試し照射に対応しているか確認する |
照射エネルギー設定 | 通常より低出力から開始する設計か確認する |
施術間隔の設定 | 皮膚の回復を十分に確認しながら進めるか確認する |
よくある質問
Q. ケロイド体質でもタトゥー除去のレーザーを受けることはできますか?
A. ケロイド体質があるからといって、一律に施術を受けられないわけではありません。ただし、施術エネルギーの調整や照射間隔の慎重な設計が必要です。事前に皮膚科・形成外科でご自身の瘢痕傾向を確認し、経験のある医師にご相談ください。
Q. ピコウェイでタトゥーを除去する場合、何回くらいかかりますか?
A. インクの色・濃さ・深さ・タトゥーの大きさによって異なります。一般的に複数回のセッションが必要とされており、ケロイド体質の方は皮膚の回復を確認しながら進めるため、施術間隔が長くなる場合があります。個人差があるため、担当医師への確認をおすすめします。
Q. タトゥー除去後にケロイドが悪化することはありますか?
A. 施術後の炎症反応がケロイド発生のトリガーになる可能性があります。テストショット(小範囲での試し照射)や低出力からのスタートなど、リスクを抑えた設計で進めることが重要です。気になる変化があった場合は速やかに医師へご相談ください。
Q. タトゥー除去のダウンタイムはどのくらいですか?
A. 施術直後に赤みや腫れが生じる場合がありますが、多くの方では数日〜1週間程度で治まります。ケロイド体質の方は炎症が長引く可能性があるため、施術後のアフターケア(保湿・紫外線対策)を特に丁寧に行うことが大切です。
まとめ
ケロイド体質・肥厚性瘢痕のある方にとって、タトゥー除去は「禁忌」ではなく「設計の問題」です。施術前の確認項目を整理し、リスクを踏まえた段階的なアプローチを選ぶことで、安全に治療を進められる可能性があります。
ただし、ケロイド体質の方はリスクが高まる場合があるため、医師との十分な相談なしに自己判断で施術を決めることは避けてください。ご自身の肌状態を正しく理解し、医師と相談して判断することが大切です。
ソウル・ハプチョンのBeautystoneクリニックでは、LINEでのご相談を承っています。「ケロイド体質だけどタトゥーを除去したい」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
ケロイド体質の方に施術が適しているかどうか、リスクをどう見るかは診察での医師の評価で判断する部分で、Kirby–Desaiがその判断に用いられるものではありません。当院はこの評価表を回数の見立てに診療で実際に使用しており、肌タイプ、部位、インク量、重ね彫り、傷あと・組織の変化、色の6項目を確認します。予想回数は反応や個人差で変わります。滞在期間や再来院の可否を踏まえた計画も一緒に立てられます。









