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シミ・肝斑が混在しているとき、どのレーザーを選ぶ?トーニング・ピコ・IPLの違いを解説

シミ・肝斑が混在しているとき、どのレーザーを選ぶ?トーニング・ピコ・IPLの違いを解説

シミ・肝斑が混在しているとき、どのレーザーを選ぶ?トーニング・ピコ・IPLの違いを解説

シミと肝斑が混在しているとき、レーザートーニング・ピコレーザー・IPLをどう使い分けるかを解説。各施術の仕組みと色素タイプ別の選び方の目安をまとめました。

Published -

Updated -

Beautystone Clinic, Wi Young-jin, Chief director

Author

Wi Young-jin · Chief director

Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist

ふと鏡を見て、頬にシミと肝斑(かんぱん)が一緒に気になった経験はありませんか。見た目は似ていても、発生の仕組みが異なるため、一種類のケアだけでまとめて対処するのが難しい悩みです。

セルフケアでは色素の種類を正確に見分けることが難しく、どのアプローチが有効かを判断しにくいのが現状です。医療レーザーは、色素のタイプや深さに合わせた波長で照射することで、より的確なアプローチが期待できます。

本記事では、レーザートーニング・ピコレーザー・IPLの違いと、色素タイプ別の使い分けの目安について詳しく解説します。

 

シミと肝斑の違いを知ることが、施術選びの基本です

ここでは、施術を検討する前に押さえておきたい、シミと肝斑の基本的な特徴の違いを紹介します。

一般的なシミ(老斑・雀卵斑〈そばかす〉など)は、紫外線ダメージが蓄積されたことで色素が局在しやすく、比較的輪郭がはっきりしていることが多いです。加齢とともに増えやすく、日当たりの強い部分(頬・鼻・額)に現れる傾向があります。

一方、肝斑(かんぱん)はホルモンバランスの変化や摩擦、紫外線などの複合的な要因で生じるとされています。関連する研究報告(メラスマに関する医学文献)によると、肝斑は紫外線だけでなく、ホルモン変動や慢性的な刺激が悪化要因として挙げられています。境界がぼんやりとしていて、頬に左右対称に広がる傾向があります。

両方が混在している場合、いずれが主な悩みかによって施術の組み合わせや順序が変わることがあります。まずは診察で色素の性質を確認することが大切です。

 

レーザートーニング・ピコレーザー・IPL、それぞれの仕組み

レーザートーニング・ピコレーザー・IPLの仕組みの違いを示す図解イメージ皮膚断面図:レーザートーニング・ピコレーザー・IPLそれぞれのアプローチ深度とメラニンへの作用を示した図解

ここでは、それぞれの施術がどのような仕組みで色素に働きかけるかを整理します。

 

IPLとピコトーニングは何が違う?光の種類・作用の仕組み・向いている悩みで比べる

IPLとピコトーニングの違いは、IPLが複数の波長を含む広帯域の光で表皮の浅いシミや赤みに広く働きかけるのに対し、ピコトーニングは単一の波長に絞ったレーザーを低い出力で繰り返し照射し、肝斑のように拡散したメラニンへ少しずつアプローチする点にあります。

ピコトーニングは、ピコレーザーを低い出力に設定して顔全体に繰り返し照射する方法を指します。前の章で紹介したレーザートーニングと考え方は同じで、レーザーの種類がピコ秒レーザーに置き換わったものと理解するとわかりやすいです。一方のIPLはレーザーではなく、幅広い波長を含む光を当てる施術です。「光を当てる」という点は似ていても、光の性質と色素への働きかけ方が異なります。

比べる観点

IPL(光治療)

ピコトーニング

光の種類

複数の波長を含む広帯域の光

単一の波長に絞ったレーザー

色素への働きかけ方

光の熱を利用して表皮のメラニンや赤みに働きかけます

光音響効果でメラニン顆粒を細かく砕くため、熱によるダメージが比較的少ないとされています

届きやすい深さ

表皮に近い浅い層

真皮浅層に拡散したメラニンまで

向いている悩みの例

輪郭がはっきりした浅いシミ、赤み、肌全体のトーン

境界がぼんやりした肝斑、広がったくすみ

肝斑がある場合

悪化を引き起こす可能性があり、慎重な判断が必要です

低い出力で回数を重ねる前提で選ばれることがあります

回数の考え方

状態により複数回に分けて行うことがあります

少しずつ変化を見ながら複数回重ねることが多いです

IPLが肝斑に対して慎重な判断を求められるのは、広帯域の光がもたらす熱が肌への刺激となり、色素をつくる細胞が反応してかえって色が濃く見えることがあるためとされています。肝斑は境界がぼんやりしていて頬に左右対称に広がる傾向があり、一般的なシミとの見分けはご自身では難しい部分です。「シミだと思っていたら肝斑も混ざっていた」というケースもあるため、施術の種類を決める前に、診察で色素の性質を確認しておくことが大切です。

シミと肝斑が混在している場合は、IPLとピコトーニングのどちらか一方に決めるというより、順序を含めて組み立てる考え方が現実的です。まずは肝斑側の状態を落ち着かせ、そのうえで残った局所的なシミにアプローチする、といった段階的な進め方が検討されることがあります。効果の表れ方には個人差があるため、肌の状態と色素のタイプを診察で確認したうえでご相談ください。

レーザートーニング

比較的低い出力でQスイッチレーザーを繰り返し照射し、真皮浅層に分散したメラニンを少しずつ分解していく施術です。肝斑の治療に用いられることが多く、適切な設定のもとで一定の回数を重ねることで変化が期待できる場合があります。ただし、出力や頻度の管理が結果に影響するため、個人差があります。

ピコレーザー(ピコウェイなど)

ピコ秒(1兆分の1秒)という超短パルスでレーザーを照射し、光音響効果によってメラニン顆粒を細かく砕く施術です。熱ダメージが少なく、局所的なシミや雀卵斑に向いているとされています。532nmなど複数の波長に対応しているため、深さの異なる色素にも使い分けができる場合があります。

IPL(光治療)

複数の波長を含む広帯域の光を照射する施術です。表皮に近い浅いシミや赤みに働きかけやすく、肌全体のトーンを整えたいケースに選ばれることがあります。ただし、肝斑の悩みがある場合はIPLが悪化を引き起こす可能性があるため、使用には慎重な判断が必要です。

 

色素タイプ別の使い分けの目安

ここでは、色素の性質に合わせた施術の選び方の目安を紹介します。実際の混在ケースでは、担当医との見立てのもとで組み合わせが検討されることもあります。

色素タイプ

向いている施術の例

注意点

老斑・雀卵斑(局所的なシミ)

ピコレーザー・IPL

肝斑との混在時、IPLは慎重に

肝斑(かんぱん)

レーザートーニング

複数回のアプローチが必要な場合が多い

シミと肝斑の混在

トーニング+ピコの組み合わせなど

医師の診察による丁寧な見立てが重要

個人差はありますが、混在しているケースでは最初から複数を同時に施術するよりも、優先度の高い悩みから段階的にアプローチすることが多いです。

 

施術を受ける前に確認したいリスクと副作用

色素レーザー施術のリスクと注意点を確認するイメージ

ここでは、色素レーザー系施術に共通するリスクと、肝斑に特有の注意点を紹介します。

  • 赤みや腫れ:施術直後から数日続く場合がありますが、1週間程度で治まることがほとんどです。長引く場合は速やかに医師へご相談ください。

  • 一時的な色素沈着:施術後に肌が反応して色素が濃くなる場合があります。施術前のカウンセリングで肌状態を丁寧に確認することが大切です。

  • 肝斑の悪化リスク:IPLや高出力レーザーは、肝斑を悪化させる可能性があります。診察なしで施術を受けることはできるだけ避けましょう。

  • 色素の再発:肝斑は特に再発しやすいとされています。施術後もUVケアと保湿を継続することが、長く向き合ううえで大切です。

施術後は、日焼け止めを必ずお使いください。また、強い摩擦や刺激も肌状態に影響する可能性があるため、洗顔やスキンケアの際にはご注意ください。

 

まとめ

シミと肝斑が混在しているとき、レーザートーニング・ピコレーザー・IPLはそれぞれ異なる仕組みで色素に働きかけます。色素のタイプに合った施術を選ぶことが、より適切なアプローチにつながる可能性があります。

ただし、施術にはリスクも伴うため、自己判断での選択は禁物です。ご自身の肌状態を医師と確認し、相談のうえで進めることが大切です。

ソウル・ハプチョンのBeautystoneクリニックでは、LINEでのご相談を承っています。「シミと肝斑の悩みがある」という方は、お気軽にご相談ください。

 

よくある質問

Q. レーザートーニングとピコレーザーはどのように違いますか?

 

A. レーザートーニングは低出力で繰り返し照射し、肝斑のような拡散した色素を少しずつ分解するアプローチです。ピコレーザーは超短パルスで光音響効果を活用し、局所的なシミや雀卵斑を細かく砕く仕組みです。どちらが向いているかは肌の状態によって異なるため、診察のうえで判断することをおすすめします。

 

Q. シミと肝斑が混在している場合、IPLは受けられますか?

 

A. 肝斑が混在している場合、IPLは悪化を引き起こす可能性があるため、慎重な判断が必要です。IPLは表皮に近い一般的なシミには向いている場合がありますが、肝斑の有無を事前にしっかり確認してから検討することをおすすめします。

 

Q. 色素レーザーのダウンタイムはどれくらいですか?

 

A. 施術の種類や出力にもよりますが、赤みや軽い腫れが数日〜1週間程度続く場合があります。個人差があるため一概にはいえませんが、施術後はUVケアと保湿を丁寧に続けることが大切です。

 

Q. シミ・肝斑の施術は何回くらい必要ですか?

 

A. 色素のタイプや状態によって異なります。レーザートーニングは複数回を重ねることで変化が期待できる場合が多いです。ピコレーザーやIPLも、効果が表れるまでの回数には個人差があります。具体的な回数は診察のうえでご相談されることをおすすめします。

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