「プライベート脱毛」は、照射する部屋の意味でもVIOの意味でも使われます。予約前に確かめる4点、回数の考え方、照射前に抜かずに剃る理由、痛み・副作用、韓国旅行中の受け方をまとめました。
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Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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「プライベート脱毛」という言葉は、ほかの方の目に触れない部屋で照射を受けられることを指す場合も、VIO(デリケートゾーン)の脱毛を指す場合もあり、言葉だけでは中身がわかりません。予約の前に「どの範囲を、どんな部屋で、誰が照射するのか」を具体的に確認し、照射前は毛を抜かずに剃っておくことが、旅行中でも落ち着いて受けるための基本です。
「デリケートな部位を見せるのが恥ずかしい」「言葉が通じない場所でトラブルが起きたら」と感じている方も多いでしょう。本記事では、VIO脱毛を韓国旅行の日程に入れたい方に向けて、回数・前処理・リスク・旅行中の受け方を、医師の立場から解説します。
VIO脱毛の「プライベート」とは?部屋の意味か範囲の意味か
「プライベート」は広告の言葉なので、指すものはクリニックによって違います。大きく分けると、次の2つの意味で使われています。
照射する部屋の意味:ほかの方の目に触れずに受けられる部屋であること
照射する範囲の意味:VIOの脱毛そのもの。Vはビキニライン、Iは陰部の両側、Oはおしりの奥のまわりを指します
VIOの毛をすべてなくすデザインは「ハイジニーナ」と呼ばれます。形を残すのか、すべてなくすのかで照射する範囲が変わるので、最初に決めておくと相談がスムーズです。
言葉の意味より大切なのは中身です。予約の前に、次の4点を聞いておきましょう。
照射する範囲(Vだけか、VIO全部か、形を残すか)
着替える場所と、照射中に部屋へ入る人
照射の担当者が途中で替わるかどうか
同性のスタッフを希望できるかどうか
これは恥ずかしい質問ではなく、範囲と手順を決めるための確認です。答えがはっきり返ってくるかどうかも、予約先を選ぶ材料になります。

VIO脱毛は何回で終わる?永久的になくなるのか
VIO脱毛は1回で終わるものではなく、数か月にわたって回数を重ねるのが前提です。毛には伸びる時期(成長期)と休む時期があり、レーザーが効きやすいのは成長期の毛だからです。
女性の多毛症(毛が濃くなる症状)のレーザー治療をまとめたレビューでは、成長期の毛をできるだけ多くとらえるために、治療を何か月にもわたって続ける必要があるとしています。
同じレビューは、レーザーは毛を永久的になくすものではないと述べています。
肌のタイプI〜IVの方に755nmのレーザーを使ったオーストリアの研究では、ビキニラインを照射した方の82%が、3回の照射のあとに75%以上の毛が減ったと報告されています。
これは1つの研究の結果で、回数の目安にはなっても約束にはなりません。初めてのVIO脱毛を旅行の日程で始める方には、1回目で肌の反応と毛の減り方を見てから、次の渡航で続けるかを決める組み方をすすめます。

照射前の自己処理は「抜かずに剃る」 ワックスを避ける理由
照射の前は、毛を抜かずにカミソリや電気シェーバーで剃っておいてください。抜くか剃るかで、レーザーが働く目印が残るかどうかが変わるからです。
先ほどのレビューは、脱毛レーザーの標的は毛の根元(毛球)などにあるメラニン(黒い色素)だとしています。
毛抜きやワックスで根元ごと抜いてしまうと、その目印もいっしょになくなります。剃るだけなら、皮膚の中の根元は残ったままです。
美容機器の標準手順をまとめた論文では、施術前の注意として、ワックスや糸での脱毛を施術の1か月前から避けるよう挙げています。
旅行の前に日本でVIOのワックスを予定している方は、照射日から逆算して、その予定を先に見直しておきましょう。IやOは自分では剃りにくい部位です。無理に剃って傷をつけるより、剃れた範囲を予約のときに伝えてください。

VIO脱毛の痛み・副作用と注意点
VIO脱毛では、照射中の痛みのほか、やけど・色素の変化・毛嚢炎(毛穴の炎症)などが起こる可能性があります。
光を使った脱毛の副作用をまとめたレビューでは、皮膚の合併症は主に肌のタイプと部位、使う機器と設定に関係していたとしています。
同じレビューでは、比べた機器の中でNd:YAGレーザーの痛みのスコアが最も高かったとされています。
イランの皮膚科施設で行われた研究では、肌のタイプIII〜IVの方にアレキサンドライトレーザーを高い出力で使うことが、合併症のリスクになりうる因子として挙げられています。
波長でいえば、アレキサンドライトレーザーは755nm、Nd:YAGレーザーは1064nmです。そのため私は、同じVIOの中でも毛の太さを見て波長を選びます。毛がとても太い方や、以前の脱毛で抜けにくかった方には、毛の根元も深いと考えて1064nmを混ぜて使います。
照射中に熱さや痛みが強いと感じたら、我慢せずにその場で伝えてください。照射のあとに水ぶくれができた、赤みや痛みが日ごとに強くなるといった場合は、自己判断で様子を見ず、早めに医師へご相談ください。

韓国旅行の日程の中でVIO脱毛を受けるには
静脈麻酔(眠った状態にする麻酔)を使った日を除けば、施術後の飛行機の予定を理由に照射を延ばす必要はない、というのが私の判断です。照射のあとに温泉やチムジルバン(韓国式サウナ)、プールに入る予定がある方は、日程を決める前にご相談ください。
VIO脱毛は回数を重ねる施術なので、1回の渡航で終わるものではありません。それでも1回ごとに毛の減り方と肌の反応を確かめられるので、渡航のたびに少しずつ進める組み方が現実的です。次の照射までの間隔は相談のときにご確認ください。
宿泊先が弘大(ホンデ)周辺なら、弘大入口駅と合井駅は地下鉄2号線で1駅です。
帰国後に赤みやぶつぶつが気になるときは、送れる範囲の写真を添えてLINEでご相談いただけます。水ぶくれや強い痛みなど症状がはっきりしている場合は、まず日本の医療機関を受診してください。

まとめ:「プライベート」は言葉より中身で確かめる
「プライベート脱毛」は、照射する部屋の意味でもVIOの意味でも使われる言葉です。大切なのは、照射する範囲・部屋・担当者を予約前に確かめることと、照射前は抜かずに剃っておくことです。
ただし、VIO脱毛には痛みややけど、色素の変化といったリスクも伴うため、旅行の日程は照射のあとの予定まで含めて組むことが大切です。ご自身の毛と肌の状態を理解し、医師と相談して決めましょう。
相談のときは、照射する範囲、最後にワックスや毛抜きをした日、毛の太さに合わせてどの波長を選ぶか、の3つを確認してください。
ソウル・合井のビューティーストーン医院では、LINEでのご相談を承っています。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。最初のメッセージは「VIO脱毛を検討しています。範囲はVIO全部、最後に剃ったのは◯日です。◯月◯日から◯日までソウルにいます」と書けば十分です。「プライベートって何のこと?」と迷っている方も、お気軽にご相談ください。



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