糸リフトの見積もりは、範囲の名前より糸を入れる位置と引き上げる方向で変わります。ほうれい線だけと顔全体の見積もりを同じ基準で比べる方法と、副作用の目安をまとめました。
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Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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糸リフトの見積もりは、ほうれい線だけかフェイスラインまでかという範囲の名前より、糸を入れる位置と引き上げる方向で先に分かれます。同じ「ほうれい線」の見積もりでも、こめかみ側から糸を入れて横へ引くのか、ほうれい線の近くに短い糸を入れるのかで、糸の種類と長さが変わるためです。
そのため、まずたるみがどこまで下りているかを確かめ、同じ範囲の見積もり同士で比べるのがおすすめです。
忙しい方のための要点
糸リフトの見積もりは、範囲の名前より、糸を入れる位置と引き上げる方向で変わります。
比べる基準:たるみの範囲、糸の種類と長さ、引き上げる方向がそろった見積もり同士で見ます。
ほおがこけてできたほうれい線は、糸よりフィラーの見積もりが合います。
副作用の目安:26件の研究の分析では、腫れが35%、皮膚がくぼむ跡が10%でした。
ほうれい線だけと顔全体、糸リフトの見積もりはなぜ違う?
範囲が広がると、糸を入れる位置と糸の組み合わせが一緒に変わり、総額が変わります。ほうれい線や口元から、ほおとフェイスラインまで広げると、引き上げる場所が増えます。そのため、入れる位置と糸の長さから決め直します。
ただし「ほうれい線だけ」と書かれた見積もりでも、中身が同じとは限りません。ほうれい線と口元のたるみを扱った3人の症例報告では、入れ方を3通りに使い分けていました。こめかみの生え際から入れて横顔側へ引く方法、ほうれい線側に向けて逆向きに入れる方法、横顔から前へ入れる方法です。
糸の素材や太さ、トゲ(コグ)*の大きさも、人ごとに選ばれていました。同じ部位名でも、どの糸をどう入れるかで見積もりの中身は変わります。
*コグ:糸の表面についた小さなトゲです。皮膚の下の組織に引っかかり、引き上げた位置を支えます。

見積書の「ほうれい線」はどこまで?そろえて比べたい3つの項目
見積書に部位の名前しかないと、同じ範囲かどうかは分かりません。次の3つの欄が埋まっていれば、別々のクリニックの見積もりを並べて比べられます。
見積書で見る項目 | ほうれい線・口元の部分 | ほお・フェイスラインまで全体 |
|---|---|---|
扱うたるみ | ほうれい線・口元のまわり | ほおのたるみとフェイスラインのぼやけまで |
糸を入れる位置 | ほうれい線の近くか、こめかみ側か | どの位置が追加されるか |
糸の種類と長さ | 短い糸が中心か、長い糸が混ざるか | 長い糸が何本入るか |
糸の本数は、この3つがそろっているときに初めて比べる意味があります。22人を顔の片側に3本入れるグループと6本入れるグループに分けた研究では、60日後の引き上がり方と満足度に差はありませんでした。
本数の多さで見積もりの良し悪しを決めず、たるみの範囲に合った位置と方向かどうかを先に確かめてください。

たるみとこけ、どちらが原因かで範囲は変わる?
変わります。たるみが原因のほうれい線は糸リフトで引き上げ、ほおのこけが原因のほうれい線はフィラーで補うのが、診察での基本の考え方です。
こけが混ざっている場合、糸の範囲を広げても、ほうれい線は期待したほど薄くならないことがあります。どちらの要素が強いかは、正面と横からの見え方を診察で確かめてから決めます。
診察では、まず顔全体のバランスと左右のたるみの差を見てから、糸をどこから入れてどの方向へ引くかを決めます。
なお、どの範囲でも施術直後がいちばん引き上がった状態で、その後は少しずつ下がっていきます。範囲を広げるのは長持ちさせるためではなく、たるみが実際にフェイスラインまで下りているときの選択です。

範囲を広げると、腫れやくぼみの副作用も増える?
糸を入れる位置が増えると、腫れや内出血が出る場所も増えます。26件の研究をまとめた分析では、いちばん多い反応は腫れ(35%)でした。皮膚がくぼむ跡(10%)、感覚が鈍くなる(6%)、糸が透けて見える・触れる(4%)、感染と糸の飛び出し(各2%)が続いています。
50歳を超えた方では、くぼむ跡が16%と、それより若い方の5.6%より多く報告されていました。皮膚のくぼみが出ないよう、糸を入れる方向を逆向きにとるリバース方式で行っています。
この程度なら経過を見てよい反応
糸を入れた場所のまわりの腫れや内出血が、日ごとに引いていく
左右で少し違って見えたのが、腫れが引くにつれてそろってくる
すぐに連絡してほしいサイン
糸を入れた場所がだんだん赤く腫れ、熱を持つ、または膿が出る
皮膚の外に糸の端が見える、またはチクチク刺さる
感覚の鈍さやしびれが良くならずに続く
腫れが引いたあとも、くぼんだ跡がそのまま残る
これらの変化があれば、写真を撮ってLINEでお送りいただき、医療機関で診察を受けてください。熱や膿は感染の可能性があるため、先延ばしにしないでください。LINEでの連絡は、診察の代わりにはなりません。

韓国旅行の日程の中で受けるなら、帰国後の経過まで
飛行機については、睡眠麻酔を使った日を除けば、施術後のフライトを理由に施術を延ばす必要はありません。
糸リフトは施術直後から引き上がりを感じやすい施術ですが、腫れが残るうちは仕上がりを判断しにくいです。多くの場合、腫れが引くにつれて、少しずつ自然な印象に落ち着いていきます。
ほかで受け取った見積もりがあれば、旅行の前に3つの項目が書かれているかを確かめておきましょう。当日の相談で、範囲と糸の組み合わせを比べやすくなります。
帰国後は、正面と横顔の写真を添えて、LINEでご相談いただけます。熱や膿のような強い症状があるときは、まず日本の医療機関を受診してください。

まとめ:見積もりは入れる位置・糸の種類と長さ・方向で比べる
当治療は自由診療(保険適用外)です。費用は部位・糸の種類と本数により異なります(詳細は価格表)。料金表には糸リフトの項目がないため、範囲と糸の組み合わせを決めたうえで、相談の場で見積もりをお出しします。主なリスクは腫れ・内出血・皮膚のくぼみで、まれに感染や糸の飛び出しがあります。
見積もりを受け取ったら、糸を入れる位置、糸の種類と長さ、引き上げる方向が書かれているかを最初に見てください。抜けている項目があれば、その部分から質問すると、ほかの見積もりと比べやすくなります。
ビューティーストーン医院はソウルのハプチョン(合井)にあり、日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。LINEでお問い合わせの際は、正面と横顔の写真と、いちばん気になるのがほうれい線かフェイスラインかを添えてください。
参考にした資料








