額・眉間・目元のボトックス、部位ごとに注意点が異なります
額・眉間・目元のボトックス、部位ごとに注意点が異なります
額・眉間・目元のボトックス、部位ごとに注意点が異なります
額ボトックス後に眉毛が下がる理由、眉間のしわにボトックスが効きやすい理由 — 部位別の原理と注意点を説明します。
額・眉間・目元のボトックス、部位ごとに注意点が異なります
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ボトックスとは? — 1.1 ボトックスの歴史 · 1.2 作用原理
種類 — 2.1 ブランド比較 (ボトックス・ディスポート・ナボタ・コアトックス)
施術部位 — 3.2 輪郭施術 (エラ・ふくらはぎ・耳下腺)
知っておくべきこと — 4.1 効果持続期間 · 4.2 副作用 · 4.3 よくある質問8選
結論から申し上げますと、ボトックスを打つ前に「どこに」打つかと同じくらい重要なのが、「どれくらい、どのように」打つかです。同じお額でも人によって高さや筋肉の位置が異なるため、用量や注入位置を少しでも間違えると眉が下がったり、表情が不自然になったりすることがあります。部位ごとの違いを知っておくと、カウンセリングの際により具体的なお話ができます。
額のしわ — 眉の高さも一緒に見る必要があります
額の横しわは、額の筋肉である前頭筋(Frontalis)*が繰り返し収縮することで生じます。この筋肉をボトックスで弛緩させるとしわが伸びますが、問題はこの筋肉が眉を引き上げる役割も果たしているという点です。
前頭筋*(Frontalis):額全体を覆う薄い筋肉です。眉を上に引き上げたり、額に横しわを作ったりする表情筋です。
過剰に注入すると、眉が下がってまぶたが重く感じられることがあります。額のボトックス後に「目が小さく見える」という不満が生じるのはこのためです。
医師は通常、額全体ではなく眉との距離や筋肉の活性度を見て注入位置を決定します。元々眉の位置が低い方の場合は、額のボトックスの用量を控えめから始めるのが一般的です。

眉間のしわ — FDAが初めて承認した部位
眉間の縦しわ(眉の間の11の字のしわ)は、FDAが美容目的で最も早く承認した適応症です。眉を寄せる筋肉である皺眉筋(Corrugator)と鼻根筋(Procerus)*が過剰に活性化するとできるしわで、不機嫌そうな表情や疲れた印象を与えることがあります。
皺眉筋/鼻根筋*:眉間をひそめる時に一緒に動く2つの表情筋です。皺眉筋は眉の内側を中央に寄せ、鼻根筋は眉間の上部を下方に引き下げます。
この部位は精密な施術を行うことが比較的容易であり、周囲の筋肉に及ぼす影響も額より小さいため、副作用のリスクが低い方です。ただし、眉間と眉の間の距離が狭い場合や、眉の内側がすでに下がっている場合は、注入位置の選定に慎重を期す必要があります。

目元の小じわ — 自然な仕上がりをご希望なら
目尻の笑いじわ(カラスの足跡)は、眼輪筋(Orbicularis Oculi)が繰り返し収縮することで生じます。笑ったり目を細めたりする時に現れて消える初期段階において、ボトックスの効果が高く現れます。
目元は筋肉が細かく密集しているため、注入位置や用量の調整が難しい部位です。内側に入りすぎるとまぶたが下がることがあり、過剰に注入すると笑った時に目周りが動かずに不自然な表情になってしまうことがあります。「自然に」仕上げたい場合は少なめの量から始める方が良く、経過を見ながら追加する方法をおすすめすることが多いです。

口角・ほうれい線 — 引き上げと引き下げのバランス
口元の表情は、引き上げる筋肉と引き下げる筋肉が共同で作ります。口角下制筋(Depressor anguli oris, DAO)が過剰に活性化すると、口角が下がって見え、悲しそうだったり怒っているような印象を与えます。この筋肉にボトックスを少量注入して働きを抑えると、口角挙筋(Levator anguli oris)が自然に優位となり、口角がキュッと少し上がります。これは「口角ボトックス」と呼ばれる施術です。
ほうれい線は、小鼻の横から口元にかけてできる深いしわですが、ボトックス単独では大きな効果が期待しにくい部位です。しわが筋肉の収縮よりも皮膚や脂肪のたるみによって生じているケースが多いため、フィラーやリフティング施術と組み合わせるのが一般的です。ただし、上唇鼻翼挙筋(Levator labii superioris alaeque nasi)が強く働いてほうれい線の上部が引き上げられる方であれば、この筋肉に微量のボトックスを注入して補助的な効果を得る場合があります。いわゆる「ガミースマイル(gummy smile)」の補正にも同じ筋肉を使用します。
口元の施術は、眉間や額に比べてはるかに精密さが求められます。用量が少しでも過剰になると発音が不自然になったり、口元が非対称になったりする可能性があるため、片側あたり1〜2Uといった非常に少ない用量から始めるのが一般的です。

表情筋を完全に消すことが目標ではありません
3つの部位に共通して、筋肉を完全に麻痺させることが目的ではありません。過度な収縮を抑えるのであって、表情そのものを消してしまおうとするものではありません。
いずれの部位も、効果は通常施術後2〜3日から徐々に現れ、約2週間が経過した時点で最大に達します。そのため、「注入直後は効果が薄い」と感じられても正常な経過です。一般的な用量を基準とすると、眉間は両側合わせて20U前後、額は10〜20U、目元は片側8〜12U程度を開始点とすることが多いですが、筋肉の発達度合いや表情の癖によって異なります。
精密に施術された額・眉間・目元のボトックスは、「打ったように見えない」仕上がりを目標とします。施術前に鏡を見ながら、どのような表情をした時にしわが最も気になるかをあらかじめ把握しておくと、医師とのカウンセリングの際に役立ちます。
よくある質問
Q. 額のボトックスを打って眉が下がったらどうなりますか?
効果が切れると自然に元に戻ります。通常3〜6ヶ月以内に回復します。次回の施術で用量や位置を調整することで、同様の状況を避けることができます。
Q. 眉間・額・目元を一度にすべて受けても大丈夫ですか?
可能です。3つの部位を1つのセッションで施術される方も多くいらっしゃいます。ただし、初めて受ける場合は、1〜2箇所ずつ分けて受けて効果を確認し、追加していく方法もございます。
Q. 頻繁に受けるほど、しわはよりきれいに伸びますか?
繰り返し施術を行うことで筋肉の収縮力が全体的に弱まると、しわができにくくなる効果があります。ただし、効果がほとんど感じられない場合は、用量や製剤が合っていないのか、あるいは皮膚自体の問題なのかを確認する必要があります。
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施術部位 — 3.2 輪郭施術 (エラ・ふくらはぎ・耳下腺)
知っておくべきこと — 4.1 効果持続期間 · 4.2 副作用 · 4.3 よくある質問8選
結論から申し上げますと、ボトックスを打つ前に「どこに」打つかと同じくらい重要なのが、「どれくらい、どのように」打つかです。同じお額でも人によって高さや筋肉の位置が異なるため、用量や注入位置を少しでも間違えると眉が下がったり、表情が不自然になったりすることがあります。部位ごとの違いを知っておくと、カウンセリングの際により具体的なお話ができます。
額のしわ — 眉の高さも一緒に見る必要があります
額の横しわは、額の筋肉である前頭筋(Frontalis)*が繰り返し収縮することで生じます。この筋肉をボトックスで弛緩させるとしわが伸びますが、問題はこの筋肉が眉を引き上げる役割も果たしているという点です。
前頭筋*(Frontalis):額全体を覆う薄い筋肉です。眉を上に引き上げたり、額に横しわを作ったりする表情筋です。
過剰に注入すると、眉が下がってまぶたが重く感じられることがあります。額のボトックス後に「目が小さく見える」という不満が生じるのはこのためです。
医師は通常、額全体ではなく眉との距離や筋肉の活性度を見て注入位置を決定します。元々眉の位置が低い方の場合は、額のボトックスの用量を控えめから始めるのが一般的です。

眉間のしわ — FDAが初めて承認した部位
眉間の縦しわ(眉の間の11の字のしわ)は、FDAが美容目的で最も早く承認した適応症です。眉を寄せる筋肉である皺眉筋(Corrugator)と鼻根筋(Procerus)*が過剰に活性化するとできるしわで、不機嫌そうな表情や疲れた印象を与えることがあります。
皺眉筋/鼻根筋*:眉間をひそめる時に一緒に動く2つの表情筋です。皺眉筋は眉の内側を中央に寄せ、鼻根筋は眉間の上部を下方に引き下げます。
この部位は精密な施術を行うことが比較的容易であり、周囲の筋肉に及ぼす影響も額より小さいため、副作用のリスクが低い方です。ただし、眉間と眉の間の距離が狭い場合や、眉の内側がすでに下がっている場合は、注入位置の選定に慎重を期す必要があります。

目元の小じわ — 自然な仕上がりをご希望なら
目尻の笑いじわ(カラスの足跡)は、眼輪筋(Orbicularis Oculi)が繰り返し収縮することで生じます。笑ったり目を細めたりする時に現れて消える初期段階において、ボトックスの効果が高く現れます。
目元は筋肉が細かく密集しているため、注入位置や用量の調整が難しい部位です。内側に入りすぎるとまぶたが下がることがあり、過剰に注入すると笑った時に目周りが動かずに不自然な表情になってしまうことがあります。「自然に」仕上げたい場合は少なめの量から始める方が良く、経過を見ながら追加する方法をおすすめすることが多いです。

口角・ほうれい線 — 引き上げと引き下げのバランス
口元の表情は、引き上げる筋肉と引き下げる筋肉が共同で作ります。口角下制筋(Depressor anguli oris, DAO)が過剰に活性化すると、口角が下がって見え、悲しそうだったり怒っているような印象を与えます。この筋肉にボトックスを少量注入して働きを抑えると、口角挙筋(Levator anguli oris)が自然に優位となり、口角がキュッと少し上がります。これは「口角ボトックス」と呼ばれる施術です。
ほうれい線は、小鼻の横から口元にかけてできる深いしわですが、ボトックス単独では大きな効果が期待しにくい部位です。しわが筋肉の収縮よりも皮膚や脂肪のたるみによって生じているケースが多いため、フィラーやリフティング施術と組み合わせるのが一般的です。ただし、上唇鼻翼挙筋(Levator labii superioris alaeque nasi)が強く働いてほうれい線の上部が引き上げられる方であれば、この筋肉に微量のボトックスを注入して補助的な効果を得る場合があります。いわゆる「ガミースマイル(gummy smile)」の補正にも同じ筋肉を使用します。
口元の施術は、眉間や額に比べてはるかに精密さが求められます。用量が少しでも過剰になると発音が不自然になったり、口元が非対称になったりする可能性があるため、片側あたり1〜2Uといった非常に少ない用量から始めるのが一般的です。

表情筋を完全に消すことが目標ではありません
3つの部位に共通して、筋肉を完全に麻痺させることが目的ではありません。過度な収縮を抑えるのであって、表情そのものを消してしまおうとするものではありません。
いずれの部位も、効果は通常施術後2〜3日から徐々に現れ、約2週間が経過した時点で最大に達します。そのため、「注入直後は効果が薄い」と感じられても正常な経過です。一般的な用量を基準とすると、眉間は両側合わせて20U前後、額は10〜20U、目元は片側8〜12U程度を開始点とすることが多いですが、筋肉の発達度合いや表情の癖によって異なります。
精密に施術された額・眉間・目元のボトックスは、「打ったように見えない」仕上がりを目標とします。施術前に鏡を見ながら、どのような表情をした時にしわが最も気になるかをあらかじめ把握しておくと、医師とのカウンセリングの際に役立ちます。
よくある質問
Q. 額のボトックスを打って眉が下がったらどうなりますか?
効果が切れると自然に元に戻ります。通常3〜6ヶ月以内に回復します。次回の施術で用量や位置を調整することで、同様の状況を避けることができます。
Q. 眉間・額・目元を一度にすべて受けても大丈夫ですか?
可能です。3つの部位を1つのセッションで施術される方も多くいらっしゃいます。ただし、初めて受ける場合は、1〜2箇所ずつ分けて受けて効果を確認し、追加していく方法もございます。
Q. 頻繁に受けるほど、しわはよりきれいに伸びますか?
繰り返し施術を行うことで筋肉の収縮力が全体的に弱まると、しわができにくくなる効果があります。ただし、効果がほとんど感じられない場合は、用量や製剤が合っていないのか、あるいは皮膚自体の問題なのかを確認する必要があります。
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