髭の毛根の深さは何mm?ヒゲ脱毛に回数がかかる理由を解説
あごのヒゲの毛根は2〜4mmほどで、特別に深いわけではありません。ヒゲ脱毛に回数がかかる理由、1回目の減り方と間隔、1064nmと755nmの違い、副作用の見分け方をまとめました。
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Author
Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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あごのヒゲの毛根(毛包)は、深さ2〜4mmほどが目安です。すね毛と同じくらいで、頭の毛より浅い範囲です。ヒゲ脱毛に回数がかかるのは深さだけが理由ではなく、太く密集した毛に、肌を守れる強さで少しずつ熱を届けるからです。
この記事の要点
ヒゲ脱毛の回数は、毛根の深さより、毛の太さ・密度と肌の色で変わります。
深さの目安:あごのヒゲは2〜4mm、鼻の下のヒゲは1〜2mmです。
1回目で減る毛は10〜25%ほどで、多くの人は2〜6回を4〜6週ごとに重ねます。
1064nmは深い層まで熱が届きやすい一方、組織への負担も上がるため、755nmと使い分けます。
髭の毛根の深さは何mm?あご・鼻の下・頭の毛で比べると
体の部位ごとに毛包の深さをまとめた表では、あごのヒゲが2〜4mm、鼻の下のヒゲが1〜2mmです*。
*植毛について書かれた総説(2017年)の部位別の表です。
同じ表で、頭の毛は3〜5mm、わきは3〜4mm、すねの毛は2〜4mmでした。あごのヒゲだけが、ほかの部位より特別に深いわけではありません。
一方で、ヒゲは頭の毛より太く育つ毛です。鼻の下とあごでも深さが違うように、同じ顔の中でも毛の性質は場所ごとに変わります。
そのため診察では、何mmかという深さの数字より、毛の太さ・密度と肌の色を先に見ます。そのうえで、部位ごとに照射の設定を決めます。

髭の毛根が深いから、ヒゲ脱毛は何回もかかる?
回数がかかる主な理由は、深さよりも毛の太さと密度です。ヒゲのように毛が密集した部位では、肌への負担を考えて、出力を控えめにして照射します。
1回目の照射で減る毛は、10〜25%ほどが目安です。毛を減らすには、多くの人で2〜6回の照射が必要になり、間隔は4〜6週ごとが目安です*。
*米国皮膚科学会(AAD)の患者向け案内です。
この回数は、ヒゲに限らないレーザー脱毛全体の目安です。ヒゲだけの回数を示した数字ではありません。1回で大きく変わる施術ではないため、回数を重ねながら減り方を確かめます。
照射のたびに、ショット数・出力・波長と肌の反応を記録します。残った毛の太さと密度を見て、次の設定と間隔を決め直し、目安となる回数の範囲をお伝えします。

1064nmはなぜ髭の奥まで届く?755nmとの違いと選び方
1064nmは755nmより波長が長く、皮膚の深い層まで熱が届きやすい波長です。豚の皮膚を使った実験では、試したすべての条件で、真皮(皮膚の深い層)の温度が755nmより高くなりました*。
*人の肌ではなく、豚の皮膚で比べた実験の結果です。
同じ実験では、1064nmのほうが皮膚の組織が傷つく危険も高くなっていました。深く届くことは、そのまま「よく効く」という意味ではありません。
1064nmは、肌の色が濃い人にも使いやすい波長です。色素の変化は、短い波長のレーザーで最大19%、1064nmのレーザーで2〜3%と報告されています。肌の色が濃いほど、この変化は起こりやすいとされています*。
*レーザー脱毛の副作用をまとめたレビュー(2006年)の数字です。
ジェントルマックスプロプラスには755nmと1064nmがあります。2つの波長は、届く深さと狙う毛の性質が違います。先ほどの深さは部位ごとの目安で、同じあごのヒゲでも一人ひとりの毛は違います。毛がとても太い方や、これまでの脱毛でヒゲが減りにくかった男性の方は、その方の毛根も深いと考えて1064nmを混ぜて使います。1064nmを混ぜても、減り方は毛の太さと色で変わります。

ヒゲ脱毛の副作用とリスク、様子を見てよい反応と連絡が必要な症状
照射した日は、肌が赤く腫れて、軽い日焼けのように見えます。不快感・腫れ・赤みは多くが軽く、1〜3日で治まります。冷たいタオルを当てると楽になります。
次のような症状が出たら、様子を見ずにご連絡ください。
照射した場所に水ぶくれができた
赤みや腫れが3日を過ぎても引かない
口のまわりにヘルペスが出てきた
照射した場所の肌の色が、白く、または濃く変わってきた
肌の色の変化は、時間がたつと戻ることが多い一方で、残ることもあります。照射の期間中は日焼けを控え、外に出る日は日焼け止めを塗りましょう。
ヒゲ剃りのあとにできる毛嚢炎が気になる方は、髭剃り後の毛嚢炎とヒゲのレーザー脱毛も参考にしてください。

韓国旅行の日程の中でヒゲ脱毛を受けるなら
睡眠麻酔を使った日を除けば、照射のあとの飛行機の予定を理由に、ヒゲ脱毛を延ばす必要はありません。
ヒゲ脱毛は1回で終わる施術ではなく、間隔をあけて少しずつ毛を減らしていきます。1回の来院でも毛は減り始めますが、残りの回数の代わりにはなりません。次に韓国へ来る時期が決まっていれば、それに合わせて照射の日を相談できます。
帰国後に赤みや水ぶくれが気になったら、LINEに写真を添えてお問い合わせいただけます。日本語対応スタッフがいるので、日本語でそのままご相談いただけます。水ぶくれが広がる、痛みが強いなど症状が重いときは、返信を待たずに日本の医療機関を受診してください。

まとめ:ヒゲ脱毛は深さより「太さ・密度と波長」で考える
照射を重ねるときは、剃ったあとに残る毛の太さと、毛がまばらになってきたかを見比べてみましょう。同じ明るさの場所で見ると、違いが分かりやすくなります。
ご相談の際は、「自分のヒゲには755nmと1064nmをどう混ぜるのか」を最初に聞いてみてください。回数の見通しを比べやすくなります。
当治療は自由診療(保険適用外)です。費用は照射する部位と回数により異なります。照射のあとは赤みや腫れが出ることがあり、まれに水ぶくれや肌の色の変化が起こります。
ソウル・ハプチョン(合井)のビューティーストーン医院では、LINEでのご相談を承っています。ヒゲの写真と、これまでに受けた脱毛の回数、韓国に来る予定の日を添えてお送りください。
参考にした資料
部位ごとの毛包の深さと毛の周期を表にまとめ、ヒゲは頭の毛より太く育つとした総説(Indian Dermatology Online Journal, 2017)
1064nmと755nmで、真皮の温度と組織の傷つき方を比べた豚の皮膚の実験(Photomedicine and Laser Surgery, 2014)
レーザー脱毛の副作用と、波長による色素の変化の起こりやすさをまとめたレビュー(Lasers in Medical Science, 2006)
顔のレーザー脱毛で効果が出にくい理由と、副作用を抑える手順をまとめた総説(Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology, 2022)
レーザー脱毛の機種ごとの違いと、肌の色が濃い人に向くNd:YAGレーザーをまとめた総説(American Journal of Clinical Dermatology, 2002)












