
シミ治療、色素を抜く前に
炎症から抑えなければなりません
お読みになる前に、まずご確認ください
Q. トーニングを10回以上受けたのに
なぜ変わらないのでしょうか?
A. 色素だけを破壊しようとしているからです。
メラニンの過剰活性環境から変えていく必要があります。
Q. では、シミはそもそも何が原因でできるのですか?
A. 紫外線・ホルモン・微細な炎症が
メラニン細胞を刺激して
作り出される炎症性の色素です。
一言で言うと。
シミは色素を破壊する施術ではなく、
炎症を抑える治療です。
分かれ目となる基準。
トーニング単独か、抗炎症・再生・内服薬を併用するか。
本日お伝えしたいこと。
どのような組み合わせを、どの程度の間隔で
行うべきかの判断基準。

シミの治療方法、
なぜレーザーだけでは落ちないのでしょうか?
レーザーだけでは、どうしても限界があります。
「シミ 治療方法」と検索して
この記事にたどり着いた方の多くは、
すでにトーニングを5回、10回と
受けてこられた方々です。
それなのに「変化がない」、あるいは「もっと濃くなった気がする」と
ご来院されるケースが本当に多いのです。
シミは、メラニン細胞が慢性的に過活動の状態になり、
紫外線・ホルモン・微細な炎症によって
色素を絶えず作り出し続けている状態です。
いくら色素を一度破壊しても、作り出す工場がそのままであれば、
すぐにまた浮き出てきてしまいます。
ここにトーニングの限界が生じます。
低エネルギーでメラニンだけをやさしく破壊する方法ですが、
分解の閾値を下回ると
100回行っても変化がなく、
エネルギーを上げると
刺激を受けて、むしろさらに濃くなってしまうこともあります。
そのため、シミは「色素を抜く」のではなく、
「環境を変える」というアプローチで臨む必要があります。
シミは色素疾患ではなく
炎症性疾患です
ウィ・ヨンジン院長の
核心インサイト
「シミは色素疾患ではなく、炎症性疾患であるという
観点を持つことで、治療の糸口が見えてきます。
抗炎症・再生施術を併用することで、
一時的に濃くなったように見えても、
最終的には根本から改善されます。」
— ウィ・ヨンジン院長 (合井 Beautystone医院)
シミがある部分の皮膚を詳しく観察すると、
微細血管が拡張しており、
ほんのりと赤みを帯びています。
これは慢性の微細炎症が起きているサインです。
炎症性サイトカインが
メラニン細胞を常に刺激し続けているのです。
この状態で色素だけを破壊しようとしても、
破壊するスピードより、作られるスピードの方が早くなってしまいます。
そこで、私がよく用いる組み合わせが
トーニング + リジュラン/リバイブ + 処方薬です。
リジュランやリバイブは、
真皮の微細炎症を沈め、
バリア機能を回復させる役割を果たします。
トラネキサム酸は、紫外線がメラニン細胞を刺激する
指令そのものを抑えてくれるお薬です。
ハイドロキノン軟膏はメラニンの合成を防ぎますが、
長期使用により副作用のリスクがあるため、
必ず休薬期間を設ける必要があります。
再生施術を並行して受ける場合、2〜3週間の間
シミが一時的に濃くなったように見えることがあります。
これは真皮が回復する過程で血流が増加することによる
正常なサインであり、副作用ではありません。
この期間を乗り越えることで、
根本から薄くなっていくのが実感できます。
ウィ・ヨンジン院長のポイントまとめ
シミは色素を抜く施術ではなく、
炎症を抑える治療です。
トーニングだけを繰り返すと、作られるスピードが
破壊するスピードを上回ってしまいます。
抗炎症・再生・お薬を併用することで、根本から薄くなります。

シミ治療、抗炎症・再生
どのように組み合わせるべきですか?
赤みやこれまでの刺激の履歴によって、
優先順位が変わります。
状態 | おすすめの組み合わせ | 間隔・期間 |
浅い表皮型、刺激少なめ | トーニング + トラネキサム酸 | 4週間隔 5〜10回 |
赤み・赤ら顔を伴う | 血管ケア + 再生 + お薬 | 3〜4週間隔で複数回 |
真皮型・混合型 | ピコ + 再生 + 軟膏(短期) | 4週間隔、約8〜12週間 |
ホルモン性が疑われる場合 | トラネキサム酸 + 日焼け止め優先 | 3ヶ月ごとに評価 |
実際には、これら2〜3つの状況が
重複して現れている患者様がほとんどです。
そのため、最初のカウンセリングでご自身に合った
優先順位を決めることが最も重要です。

シミ治療に関するよくある質問 3選
Q1. トラネキサム酸を服用すると、
効果はどれくらいで現れますか?
一般的に2〜3ヶ月目で
お肌のトーンが均一になってきたと実感される方が多いです。
ただし、十分な紫外線カットを併用しなければ
効果を維持することはできません。
Q2. トーニングと再生施術を一緒に受けると、
費用がかなり高くなりませんか?
トーニングだけを意味なく20回受けるよりも、
再生治療を組み合わせて10回以内に終わらせる方が、
結果的にコストを抑えられます。
「破壊するペースより作られるペースが早い」状態を
まずは解決することが、費用を節約するための近道です。
Q3. ハイドロキノンの使用を中止すると、
またシミが浮き出てきますか?
お薬単独での対応では、ほぼ再発してしまいます。
お薬を減らすタイミングで
トーニングや再生施術でお肌の土台を作っておくことで、
美しい肌状態を維持することが可能になります。
結局のところ、シミは色素を破壊する施術ではなく、
メラニンが作られる環境を美しく整える治療です。
次回は
「シミ治療中の紫外線対策はどこまで徹底すれば
再発を防げるのか」についてお話しします。
以上、ウィ・ヨンジンでした。
あわせて読みたい記事