
こめかみを満たしたら
目が大きくなったとおっしゃる方々、
本当の理由は別にあります
先週の木曜日、
40代前半の女性が来院されました。
眼瞼下垂手術(目元矯正)の相談にいらっしゃったのですが、
写真をみると目は問題ではなかったのです。
「院長、最近目がどんどん垂れて見えて…。
目頭切開や眼瞼下垂手術をした方がいいでしょうか?」
このように尋ねられたのですが、
正直なところ、私の目には目よりも
こめかみが先に目に入りました。

実は似ているように見えても
核心は別にあります
こめかみフィラーは、こめかみ、
つまり眉毛の外側の横にある窪んだ部位に
ボリュームを与える施術です。
多くの方が目のリフティングというと、
糸リフティングや眼瞼下垂手術を真っ先に思い浮かべられますが、
これらは「引っ張る」施術です。
こめかみフィラーは違います。
引っ張るのではなく、下から支える施術です。
原理が全く異なるのです。
核心インサイト
こめかみにボリュームを満たすと、目尻が上がり
目が大きく見える「テント効果」が生まれます。
引っ張るのではなく、支えるという原理です。

先ほどお話ししたその40代のお客様ですが、
結局、眼瞼下垂手術の代わりに
こめかみフィラーを両側に1.5ccずつ注入されました。
2週間後に再来院されたのですが、ご本人も驚かれていました。
「目元は何もしていないのに、
どうして目が大きく見えるのでしょうか?」とおっしゃいながら。
これがまさにテント効果です。
テントを張る時、中央にポールを1本立てると
周りの布地が全体的に持ち上がりますよね。
顔も全く同じです。
年齢を重ねるにつれて、こめかみの脂肪層が薄くなり、
骨も微細に吸収されていきます。
ここが窪み始めると、
眉毛の外側から一緒に下がり始めます。
解剖学的に見ると、側頭筋膜(temporal fascia)と
目の周りのSMAS層は繋がっているため、
こめかみが窪むと目も一緒に引きずられて下がってしまいます。
そのため、こめかみにフィラーを1〜2ccほど
骨膜の上の深い層に注入してあげると、
この繋がっている筋膜が上に持ち上がり、
目尻が平均2〜3mmほど上がります。
ウィ・ヨンジン院長の核心まとめ
目が垂れて見えるからといって、
必ずしも目にアプローチしなければならないわけではありません。
こめかみが窪んでいる方であれば、
むしろこめかみから支えてあげる方が
はるかに自然で、負担も少ないです。
目はそのままなのに大きく見える、
それがテント効果です。

私は診察室でこのように分類しています
タイプ | おすすめのアプローチ |
こめかみの窪みが顕著 + 目尻の垂れ | こめかみフィラー単独で十分なケースが多い |
まぶたのみの垂れ | 眼瞼下垂手術や上眼瞼整形が優先 |
こめかみの窪み + 皮膚の弾力低下 | こめかみフィラー + 糸リフティング併用 |
20〜30代の輪郭補正 | 少量(0.5〜1cc)での補正 |
ただし、こめかみは
血管が多く通っている部位です。
必ず骨膜の上の深い層に、
カニューレを用いて慎重に注入しなければなりません。
熟練した医師から施術を受ければ、
他のどの施術よりも回復が早く、
効果に対する満足度が非常に高い施術です。
診察室でよくいただく3つの質問
Q1. こめかみフィラーを注入すると、
顔が大きく見えませんか?
むしろ逆です。こめかみが窪んでいると、
頬骨とおでこの間が凹んで見えるため、
顔が角ばって大きく見えてしまいます。
こめかみを満たすとフェイスラインが滑らかになり、
顔がむしろ小さく見えます。
Q2. 効果はどれくらい維持され、
費用はどれくらいですか?
ヒアルロン酸系は通常12〜18ヶ月、
長期持続型フィラーは2年近く持つ場合もあります。
通常は1〜1.5ccから開始し、
1ヶ月後に追加注入が必要かどうかを判断します。
Q3. 副作用や注意すべき点は何ですか?
針の代わりにカニューレを使用し、骨膜の上の
深い層に注入するのが原則です。
施術当日のサウナ、激しい運動、
飲酒は避けていただくのが望ましく、
押したときの鈍い痛みが2週間ほど残る場合があります。
こめかみの窪みの自己診断が難しい場合は、
カカオトークで正面・側面の写真を送ってください。
以上、ウィ・ヨンジンでした。
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