午後にクマが濃くなるのは血管の透けだけでなく、照明の影の場合もあります。見分け方、血管レーザーとコラーゲンブースターの違いと順番、ソウル旅行中に受けるときの考え方をまとめました。
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Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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午後になると濃くなる青いクマは、目の下の薄い皮膚から血管が透けて見えている可能性があります。ただし天井の照明が作る影でも午後に濃く見えるため、正面からライトを当てても青みが残り、指で軽く引くと薄くなる場合は、血管レーザーが先の候補になります。
一方で、皮膚の薄さに加えて目の下のくぼみも重なっているなら、コラーゲンブースターなど皮膚側を補う方法を組み合わせる順番を相談します。
本記事では、クマの種類の見分け方から、血管レーザーとコラーゲンブースターの違い、ソウル旅行の日程に組み込むときの考え方までを解説します。
午後にクマが目立つのは血管型だから?照明の影との見分け方
午後に目立つというだけでは、血管型とは決められません。光の当たり方でも、クマの見え方は大きく変わるからです。
目の下の皮膚は薄く透けやすいため、その下にある血管の網や目の周りの筋肉をほとんど隠せず、暗く見える原因になるとクマに関するレビューは説明しています。
同じレビューは、天井からの照明はクマを目立たせ、正面からの光はクマを隠すことがあるとも書いています。
朝の洗面所と午後のオフィスでは光の向きが違うことが多く、「午後に濃い」には影の要素が混ざっている場合があります。
ご自宅でできる見分け方は二つです。
スマートフォンのライトを顔の正面から当てる:クマがかなり薄くなるなら、影の比重が大きいと考えられます。
指で目の下の皮膚を軽く横に引く:青みが薄くなるなら、薄い皮膚越しに血管が透けている可能性があります。茶色のまま変わらなければ、色素が関わっている可能性があります。
クマは複数の要因が関わるものとされ、エビデンスレビューでは原因別に、影、血管、色素沈着などに分類されています。
あなたの場合、正面のライトでも青みが残り、引くと薄くなるなら、血管の透けが主な原因である可能性が高いと考えられます。ライトで消えるなら、レーザーより先にくぼみへの対策を考える方が筋が通ります。

目の下の血管にレーザーは効く?研究で分かっていることと限界
血管型のクマには、血液中のヘモグロビン(赤い色素)に吸収される光を当てる血管レーザーが選択肢になります。
目の下に浮き出る静脈を、1064nmのNd:YAGレーザーで切らずに治療する、あるいは目立たなくする方法を紹介した報告があります。
この報告は、色白の肌や皮膚が薄くなった顔では目の周りの静脈が目立ちやすく、疲れたような「クマ」に見えると書いています。
ただし、効果の大きさは控えめに見ておく必要があります。
39件の研究をまとめた系統的レビューでは、レーザーは血管型と色素型のクマの両方に軽度から中等度の効果があるとされています。
同じレビューは、質の高い研究が少ないため、結果は慎重に解釈すべきだとしています。
ですから血管レーザーは、1回で消す施術ではなく、透けを少しずつ目立ちにくくしていく施術だと考えてください。間隔をあけて複数回行うのが一般的で、1回ごとの反応を見て次を決めることになります。

コラーゲンブースターは血管の透けに効く?研究の対象はくぼみ
コラーゲンブースターは、血管そのものではなく、その上の皮膚やくぼみの側に働きかける方法です。
韓国人女性のティアトラフ(目頭から斜め下に伸びるくぼみ)を対象に、PDLLA製剤のジュベルックの有効性と安全性を評価した研究があります。
この研究では、ティアトラフの有意な改善と高い患者満足度が報告され、副作用は最小限だったとされています。
ただし、評価しているのはくぼみの程度です。透けて見える血管の色そのものを測った研究ではありません。
さらに同じ論文は、PDLLAの研究はまだ患者層の多様さ、追跡期間、ほかの製剤との比較の点で限られていると述べています。
くぼみが重なっている場合は、希望によって選び方が分かれます。すぐに変化を見たい方やくぼみが深い方にはヒアルロン酸フィラー、フィラーに抵抗がある方や自然な変化を望む方にはジュベルック アイを考えます。ジュベルック アイは、何回かに分けて受ける施術です。
なお同じ論文は、ヒアルロン酸フィラーではチンダル現象や長引くむくみが起こることがあると書いています。
チンダル現象は、浅い層に入った注入物が青っぽく透けて見える状態のことで、青みが気になる目の下では特に考慮します。

リスクと注意点:内出血・しこりと、受ける前に伝えたいこと
皮膚の薄い目の下では、軽い反応とまれな重い合併症の両方を知っておくことが大切です。
血管レーザーについては、先ほどのNd:YAGの報告が、照射部位の反応やレーザーによる組織の損傷といった注意点にも触れています。
別のPDLLA製剤(AestheFill)を目の下に使った台湾の報告では、むくみ、赤み、内出血といった軽く一時的な反応のみが見られたとされています。
一方で、目の周りにPDLLAを注射したあと、しこり(肉芽腫)が悪化して手術が必要になった症例報告もあります。
この報告は、不適切な手技や製品の誤った使い方があると、重く長引く肉芽腫反応につながる可能性があると結論づけています。
また、先ほどのジュベルックの研究では、ケロイドができやすい人、妊娠中・授乳中の人、血が止まりにくい病気のある人、抗凝固薬を使っている人、1年以内に目の下の手術やフィラー注入を受けた人などを対象から外していました。
当てはまる方や、血をサラサラにする薬を飲んでいる方は、予約の前に伝えてください。腫れや赤みが日ごとに強くなる、しこりが大きくなる、見え方に異常があるといった場合は、自己判断で様子を見ずに、すぐに医療機関を受診してください。

旅行の日程の中で:飛行機、1回の来院、帰国後の相談
睡眠麻酔を使った日でなければ、帰りの飛行機の予定があるからといって施術を先に延ばす理由はありません。観光や写真への影響は、内出血の出方などで変わるため、滞在の日程と合わせて事前に確認しておくと安心です。
1回の来院にも意味はあります。ただ、血管レーザーもジュベルック アイも回数を重ねる施術です。次の旅行の時期に合わせて2回目以降の間隔をどう取るかは、相談の際に確認してください。一度で大きく変えるより、少しずつ整えていく方向だと考えてください。
帰国後に気になることがあれば、写真を添えてLINEで相談できます。ただし、強い腫れ、広がる赤みや熱、見え方の異常など大きな変化があるときは、まず日本の医療機関を受診してください。

まとめ:予約の前に、朝と午後の写真を同じ条件で撮っておく
午後に濃くなる青いクマは、血管の透けのこともあれば、照明の影が混ざっていることもあります。透けが主なら血管レーザー、皮膚の薄さやくぼみが重なるならコラーゲンブースターやフィラーを含めて考えるのが基本的な順番です。
ただし、どちらの施術にも内出血やしこりなどのリスクがあります。ご自身の目の下の状態を理解し、医師と相談して決めることが大切です。
予約の前に、朝と午後、天井の照明の下と正面からライトを当てた状態で、目の下を同じ距離から撮っておいてください。この写真があると、透けと影のどちらが主かを最初の相談で具体的に話せます。
ご相談は、ソウル・合井のビューティーストーン医院あてにLINEで送ってください。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。たとえば「○月○日からソウルに滞在予定です。午後になると目の下が青く見えます。写真を送るので、レーザーとブースターのどちらから考えるか相談したいです」と送ってください。「午後になるとクマが目立つ」という方は、お気軽にご相談ください。










