オリジオXとサーマジ(サーマクール)の違いは?選び方を解説
オリジオXとサーマジFLX(サーマクール)は同じ周波数の単極RFで、直接比べた研究は見当たりません。差が出やすい皮下脂肪の厚さと熱の入れ方、痛み・赤み、ソウル旅行中の日程の考え方をまとめました。
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Wi Young-jin · Chief director
Seoul National University College of Medicine · Seoul National University Hospital Specialist
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オリジオXとサーマジFLXは、どちらも肌の表面を冷やしながら高周波の熱を内側に入れる単極RF(モノポーラ高周波)の機器で、機種名だけで仕上がりの優劣を決める根拠は、今のところ見当たりません。ソウルで受けるなら、名前より「頬やフェイスラインの厚みに合わせて、どこにどれだけ熱を入れるか」を先に決めてもらうほうが、結果に関わります。
日本では「サーマクール」の名前で探す方が多い機器ですが、本記事では韓国での呼び方に合わせてサーマジと書きます。有名なほうを選ばないと損なのか、オリジオXで効かなかったら旅行が無駄になるのか、と迷う方は少なくありません。本記事では、研究でわかっていることとわかっていないことを分けて、旅行の日程に合わせた考え方まで整理します。
オリジオXとサーマジFLXの違いは?まず共通点から整理
二つの機器は、仕組みの土台がほぼ同じです。オリジオを使った研究では、周波数6.78MHzの単極RF機器が使われています。
サーマジCPTを対照にした臨床試験でも、使われたのは6.78MHzのRF機器でした。
冷やし方も似ています。オリジオは、チップ(肌に当てる部分)の内側に冷却ガスを吹きつけ、照射の前・最中・後に表面を冷やす仕組みです。
サーマジFLXも、冷却ガスで表面を冷やす方式の単極RFとして研究で比べられています。
一方で、オリジオXとサーマジFLXを同じ条件で直接比べた論文は、見当たりませんでした。研究があるのは従来のオリジオで、オリジオXだけを調べた臨床研究も見当たりません。
参考になるのは、別の機器どうしの比較です。中国の新しい単極RF機器をサーマジCPTと比べた試験では、効果はサーマジCPTに劣らないという結論でした。オリジオの研究ではありませんが、有名な名前のほうが効くとは言い切れないことを示す一例です。

「サーマジのほうが深く効く」は本当?熱の入り方の仕組み
「サーマジは深い層まで、オリジオは浅い層」と紹介されることがありますが、同じ条件で二つの深さを測り比べた研究は見当たりません。前の章のとおり周波数が同じ機器どうしなので、深さの差を機種名から決めつけるのは難しいといえます。
では、熱はどこに入るのでしょうか。コンピューターモデルを使った研究では、6.78MHzのRFの熱は、皮下脂肪の中を走る線維の仕切り(線維性中隔)に沿って集まりやすいと示されています。
線維性中隔は、皮下脂肪のかたまりの間に張られた網のような組織です。

仕上がりを分けるのは、機種名より皮下脂肪の厚さ
熱が皮下脂肪の中の線維に沿って入るのなら、その下にどれだけ脂肪があるかで、同じ当て方でも熱のこもり方は変わる可能性があります。顔の中でも、脂肪の量は場所によって違い、頬からフェイスラインにかけては、こめかみや目元より厚みがあることが多い部位です。
ただし、部位ごとの脂肪の厚さと仕上がりの関係を、オリジオXやサーマジFLXで直接調べた研究は見当たりません。ここからは、研究から考えられる判断の順番として整理します。
判断の順番は、機種名より先に「気になる部位の厚み」です。頬からフェイスラインに厚みがあり、もたつきが気になる方なら、オリジオXとサーマジFLXのどちらを選んでも、その部位にどれだけ熱を届ける設定かを確かめるほうが大切です。こめかみや目元のように薄い部位が中心なら、顔全体を同じ強さで当てるのか、部位ごとに強さを分けるのかを確かめてください。

痛み・赤み・副作用は?研究で報告された反応
オリジオの研究では、施術中の痛みの点数は平均3.13で、25人(83.3%)に施術直後の赤みが出て、1〜2日で引きました。
サーマジCPTと別の機器を比べた試験では、副作用の多くは痛み、赤み、熱によるやけど、むくみなどでした。
サーマジFLXと、水で冷やし続ける別メーカーの単極RFを顔の左右で比べた研究では、効果は同程度で、施術中の痛みは水冷式のほうが有意に少なかったと報告されています。
痛みは機種名だけでなく、その日の強さや冷やし方によっても変わります。熱さを我慢しすぎず、施術中に伝えてください。赤みや熱っぽさが日を追って強くなる、水ぶくれができた、という場合は、様子を見ずに医師へ相談してください。

旅行日程の中で:飛行機・観光の写真・帰国後の相談
睡眠麻酔を使った日を除けば、施術後の飛行機の予定のために施術を延ばす理由はない、というのが私の判断です。
オリジオの研究の参加者は、施術直後から普段の生活に戻ることができました。
観光の写真については、何日あければよいかという基準を示せる根拠が、この二つの機器にはまだありません。撮影の多い日と施術日を少し離しておくと、気持ちに余裕が生まれます。
旅行中に避けにくいのは日差しです。研究では、施術後にSPF30を超える日焼け止めを毎日使い、直射日光を避けるよう指示されていました。屋外の観光が多い日は、帽子や日傘も合わせましょう。
一度の訪問にも意味はあります。ただ、これらは一度で大きく変える施術ではなく、少しずつ以前の状態に近づいていく方向の変化です。オリジオの研究でも、改善は1か月・3か月・6か月の時点で続けて確認されています。
帰国後に赤みが長引くなど気になることがあれば、写真を添えてLINEで相談できます。腫れや痛みが強いなど、はっきりした異常があるときは、まず日本の医療機関を受診してください。

まとめ:名前ではなく「部位ごとの熱の入れ方」で選ぶ
オリジオXとサーマジFLXは、同じ周波数の単極RFで表面を冷やしながら熱を入れる機器で、二つを直接比べた研究は見当たりません。差が出やすいのは、機種名より、部位ごとの脂肪の厚さに合わせた熱の入れ方です。
ただし、赤みややけどなどの反応が出ることはあります。ご自身の肌状態を理解し、医師と相談して決めることが大切です。
相談では、説明や見積もりの中で次の三つを確かめてください。頬・フェイスライン・目元のどこに重点を置くか、厚みのある部位と薄い部位で強さを分けるか、そしてその設定を誰が決めるか、です。
ご相談は、ソウル・合井のビューティーストーン医院のLINEからどうぞ。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。最初は「○月○日からソウルに○泊します。オリジオXとサーマジFLXで迷っていて、気になるのは頬からフェイスラインのもたつきです」と、正面と横の写真を添えて送るだけで十分です。












